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指標を復習しよう!

みなさんは、投資信託を持っていますか?

新NISAの口座を作ったかたは、つみたて投資枠で投資信託を買い始めたよ!って方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方は、投資信託をどのように選びましたか?

もしかしたら、「新NISAで投資信託するならS&P500を買う一択!」という意見やコメントを見て買った方も多いのではないでしょうか?

もちろん、間違いではないのですが・・・

そもそもS&P500ってなんだかわかりますか?

聞いたことがあるという方もいるかもしれませんね。復習してみましょう!


S&P500とは?

では、さっそくS&P500とは何のかをご説明しますね。

S&P500は米国を代表する経済指標です。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表しています。

市場規模や流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場および登録されている約500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものなのです。

米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占めており、米国市場全体の動きを概ね反映しているとされています。

ニューヨークダウもあるけど・・・

では、「ニューヨークダウ」というものもありますが、そちらは何のでしょうか?

むしろテレビのニュースではこちらの方がよく耳にするかもしれませんね。

ダウ・ジョーンズ工業株価平均のことで、米国の株式市場の代表的な株価指数のことです。アメリカ各業種の代表的な30銘柄により構成され、構成銘柄はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社により選出されています。

構成銘柄の30銘柄は時代の流れに合わせて入れ替えが行われており、「工業」という文字が入っていますが、実際は工業系以外の企業も含まれており、マクドナルドやP&Gなどアメリカを代表する様々な業種の企業が含まれています。

なぜダウの方がよく耳にするのか

ニューヨークダウのところでも書きましたが、ニューヨークダウの方が同じ指標なのによく耳にする気がしますよね?

実際、テレビのニュースでは日経平均の後にニューヨークダウと為替を伝えるところが多いです。

S&P500は飛ばされてしまいますね・・・

理由は思ったよりも単純で、「わかりやすいから」です。

実は、日経平均がニュースで取り上げられるのも同じ理由です。

日経平均のほかにも東証株価指数(TOPIX)があります。

ニュースでは日経平均はほぼ飛ばされずに伝えられますが、この東証株価指数の方が飛ばされてしまうことがあります。

日経平均もニューヨークダウもどちらも単位が「円」と「ドル」となっています。

一方、S&P500やTOPIXは単位が「ポイント」です。

誰もがみてなんとなく価格のイメージが付きやすいのはどちらでしょう?

円などの通貨単位になっている方がいくらくらいなのかイメージが付きますよね?

ですからニュースでは日経平均とニューヨークダウが主に伝えられる傾向にあるのです。

影が薄いというわけではないのです!

S&P500もダウも大事な指標ですが、受け入れられやすいのは「わかりやすさ」ということだったのですね。



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