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車から出られない・・・

2023年4月に学校を行かない選択をした次男のお話です。

1学期まるっと学校を休んでしまったので、
2学期からは学校に行ってほしいと
夏休み、宿題を出しに学校に行くことにしました。

出校日に行きたかったのですが、もちろん行けず。。。

だから、自主的に行くことにしたのです。
車で学校に行きました。

車から出ようと言うと、
出ることができないと助手席足下に隠れてしまいました。
しばらく私が思うことをあれこれ話しましたが、
車から出ることが出来ず、先生を呼びに行きました。
でも、先生と顔を合わすこともなく帰りました。
後部座席に隠れた日もありました。何回か隠れる日が続きました。

9月1日始業式の午後。
「提出物を出しに行こう!」と家を出ました。
いよいよ決意してこの日、車のドアノブに手をかけた次男。。。

私はどれだけうれしかったか。。。(>_<)
そして、「学校に1歩入ってみる」と言ってくれました。(>_<)

ただ車から出ただけなのに!!!
自分の意思で車から出た!!!ということが
私にはとてつもなく大きな1歩に思えました。
そして、学校に入ってみると言ってくれました。
不登校を経験していない人には、わからないかもしれないし、
そんなこと?と思う人も多いと思う。
でも、私は、こんなことが喜びに変わる!
当たり前じゃない!と思わせてくれた
次男に感謝する出来事でした。
この日ついに学校に1歩入って先生と言葉を交わすことができました。
何よりうれしかったのは、対応してくれた教務主任の先生が
次男と「グータッチしよ。」「うれしい」と言ってくれたことでした。
その言葉にどれだけ励まされたことか。。。
先生にはいつも助けられました。

長かった長かった長かった、、、
まだまだこれから始まったばかりなのだけれど、
この日どれだけうれしかったことか。。。
当たり前が当たり前じゃない、
「少しずつ進んでいこうね」と
次男と帰り道に話しながら帰りました。


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