#2 村田沙耶香さんの作品を初めて読みました

現在産前休暇中の私です。
思うように体が動かないものの時間はあるという状況で、これまで義務的に感じていた「読書」というものを楽しみたい、読書を習慣化し多くの知見を得たいという思いからここ1ヶ月ぐらいは読書に勤しむ日々です。

先日、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を読みました。
芥川賞受賞作品であり、作品名は存じ上げていましたがこれまで手に取ることはありませんでした。
すごく薄い本なんですね!初めて知りました。もっと分厚いかと思っていたので、まずそこにびっくり。

正直、これまで自己啓発本や心が温まる系の小説ばかり読んできた人生だったので、本作を読んで「おい。普通ってなんなんだよ!」と頭をガンガン揺さぶられるような衝撃を受けて呆然としてしまいました。
読み終わったその日は静かで奇妙なホラー作品を読んだような気持ちになり、なかなか寝付けませんでした。
ネットで色々調べてみたら、本作は村田さんにしてはライトな作品のようです。恐ろしくて他の作品読めないよ。
ゾッとしたい時には村田さんの本良いな。と感じました。

本作の感想は色々あるんですが、世間が言う「普通」って、「多数派」とか「理想」のことなんじゃないかと思いました。
普通でいることが一番難しいよ。本当に。
人それぞれの正解があるし。

まだ村田沙耶香ワールドにどっぷり浸かる自信はないんですが、怖いもの見たさ?で他作品も読んでみたいなと感じたので、次は「生命式」いこうかなと思ってます。
その前に子供産まれるかもですが。

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