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フィンクリースを創業しました!

はじめに

皆さまはじめまして!フィンクリース(株) 代表取締役の中野と申します。
当社は共同代表制の会社でして、もう一人の代表に皆越がいます。

今回は記念すべきコーポレートブログの初ポストとして、当社の狙いについてお伝えできたらと思います。

当社の狙い

当社は「資産運用の力で生きる選択肢を増やす」をミッションに掲げています。このミッションには、生きていく上でお金が理由でできないことを極力減らしたいという願いが込められています。そのためには、労働以外の収益源を作ること、あるいは自分が生涯本当に必要な金額はいくらなのか、その逆算から人生を再設計することが必要と考えています。
ゆえに、資産運用をテーマにした会社を作ることにしました。

会社を作ったのは昨年の10月末で、そこから3か月は事業ネタを考えてはボツにする、という試行錯誤を繰り返していました。ようやく最近になって、「これならいける!」というプランが出来上がったので、このタイミングでブログを開設することにしました。

IFA業界について

皆さんはIFA(Independent Financial Advisor)という職業を聞いたことがありますか?簡単に言うと、独立した金融商品仲介事業者、つまり証券マンのことを指します。これまで証券マンと言えば、自分が所属する証券会社が取り扱っている商品しか販売できませんでした。
しかし、IFAは特定の証券会社に所属しないことから、野村證券の商品も大和証券の商品も扱うことができます。保険営業の証券版ということですね。このIFAを束ねている法人格がIFA法人です。

証券会社の営業マン含め、IFAの収入は販売した金融商品の販売手数料です。この手数料率は高くても1%という設計になっていることから、基本的に富裕層のお客様しか相手にしません。ざっくり1,000万円を稼ごうと思った場合、少なくともその100倍の10億円を動かす必要があります。こうなると必然的に100万円預けてくれるお客様を1,000人集めるよりは、1億円預けてくれるお客様を10人探そう、となるわけです。
また、多くの人にとっては(かくいう今の自分にとっても)100万円ですら大金です。よほどのことがない限り、1度に投資しようとは思えない金額感ではないでしょうか。

こうした経緯から、IFAは主に富裕層を顧客とするビジネスです。

一方で、ここ数年で富裕層の数は増えています。下記は、野村総研が定期的に出している金融資産別人口の統計です。SNSでも度々話題になるので、見たことがある人もいるのではないでしょうか。

2023/03/01 野村総合研究所ニュースリリースより

下の表を見ると、富裕層と超富裕層の世帯数はアベノミクスが始まった2013年以降1度も減少していないことがわかります。他の層はところどころ減少しているにも関わらず、です。
また下記EYのスタートアップ動向調査によると、Exitイベント(IPO、M&A)の数は年々右肩上がりで増加していることがわかります。

EY スタートアップM&A動向調査より

先ほど、IFAは富裕層を相手にしたビジネスであるとお伝えしました。ただ、彼らの主要顧客は代々裕福な家系であったり、十分な蓄えがある高齢の経営者や開業医でした。言い換えると、Exitを果たした若い起業家/経営者層を開拓できていません。

現に、複数の事業売却経験を有する当社のクライアント曰く、自分がExitをした時に連絡してきた証券マンは一人もいなかったとのこと。IPOならさておき、ファイナンス情報非公開、なんなら買収した会社も非上場企業だったりすると、証券マンの視点では資産額を推察できず、開拓するアテもない、ということなのでしょう。当社は、ここに目をつけました。

従来にはないIFA法人

Exitを果たした人たちは、それまでは経済資産の観点では一般人と変わりません。ただ、一般人よりも資産家になる蓋然性が高い属性です。であるならば、将来の資産家-僕らは潜在富裕層と呼んでいます-が資産を形成する前からリレーションを作ろうと考えました。資産形成後すぐにフィンクリースに連絡してもらえるような支援を行うということですね。

支援内容についても資産運用のテーマはぶらさずにいこうということで、今のところ以下3点を展開する所存です。特に②に関しては、政府が今後金融機関に努力義務を課しうる領域ということで、追い風が吹く可能性があるとみています。
①    企業型確定拠出年金(DC)の導入代行
②    金融教育セミナー
③    資本政策コンサルティング
このほか、ニーズがあればベンチャー経営層向けにIFA/FPサービスを展開します。
※中野は現在、(株)YSKライフコンサルタンツに所属するIFAでもあります

当社が目指すIFA法人は正社員雇用の組織型であること、必要役職を除いて中心メンバーが金融業界未経験であることなどのポイントがあるのですが、それはまたの機会に。
まずは、当社がIFA法人として独立することを最優先に動いていきます!

次回は、なぜそれぞれの代表が起業することになったのか、このブログの方針について書きたいと思います。
皆さん、応援よろしくお願いします!!!

フィンクリース株式会社


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