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ラムリンピック開会宣言

「ラム酒友の会」では毎年皆んながその年に飲んだラム酒で美味かったボトル、印象に残った銘柄をジャンル別に募り、独断と偏見と情熱を加え、ラム酒友の会メンバーとのノミュニケーションで選定する事にしたよ。


事前にお酒メーカー、ラム酒インポーターがエントリーしたリストの中からだけで賞を決めるので無く、ラム酒マニアが、ラム酒初心者が、ラムバーのマスターがランバリオンした1年を振り返る為のプロジェクトにしたいと思う。


興味はあるがラム酒の事を今あまり知らない人にも分かり易いようにジャンル分けも出来るだけシンプルにしてみたよ。
カテゴリー分けのについてちょっと説明するね。



ホワイトラム
(スタンダード部門、限定品部門)
ダークラム
(スタンダード部門、限定品部門)
甘口&スパイスラム



ラム酒は色々な分類の仕方があるね。
その一つに見た目の色による違いで、ホワイト、ゴールド、ダークって分け方があるんだけど、令和の現代ではゴールドってほぼ死語だと思う。
バカルディがゴールドってレンジ持ってるから忖度する為に昭和の業界団体が作ったんちゃうか?と思ってしまうくらいだ。他にもフレンチラム酒なら麦わら色を表す「パイユ」とか、琥珀色を表す「アンブレ」ってカテゴリーもある。益々混乱するね。



「ラム酒友の会」では見た目の色による分類を、「ホワイトラム」と「ダークラム」で定義するよ。


微妙なところは独断と偏見で分類するのでご容赦してね。
例えば「ハバナクラブ3年」は正確にはゴールドラムなんだけど用途からしてもホワイト扱いが相応しいと思う。



「ラム酒友の会」ではホワイト、ダークラムをそれぞれ「スタンダード」「限定品」に分類するよ。


当日ボトラーズ部門と言うのを用意して皆んなにアンケートに協力して貰った。でもラム酒友の会忘年会で協議の結果、
ホワイトラムのボトラーズはどうすんねん?
蒸留所とボトラーズのコラボ企画はどうすんねん?
ボトラーズって一般的には分かり難いよね!
シンプルにラム酒を広めるようよとランバリオンしながら話あった結果「限定品」と分類することにしたよ。


「ラムリンピック」は東京オリンピックをもじってローンチされた企画だけど、
4年に1回で無く毎年やろうと思っている。「スタンダード」枠入賞ラムがマンネリ化するのを防ぐ為今後「レジェンド」枠を設定する準備もいているよ。



ラム酒の分類の仕方には他にも製造法によるものがあるよ。
アグリコールラム、インダストリアルラム、ハイテストモラセス、またはハイテストモラセスの拡大解釈と言う奴だ。「ラムリンピック」は皆んなが1年飲んで美味かったラム酒を選ぶイベントなので製造法による分類に考慮しない事にした。


愛すべきラム酒偏愛野郎&娘はそんな事はバッチリわかっている。
ワイン業界が葡萄作りに拘りテロワールを表現したがる様に
ラム業界もケーンの種類別にキュベを構成し、出来によるビンテージを語る時代が到来してる。
ポットスチル100%なのか?ブレンドか?
コラムスチルはコッパー100%なのか?一部だけコッパーか?又はステンなのか?まで気にしてのんでいらっしゃる。


ノープロブレムだ。


長々と語ってしまっているが最後にもう一つ
甘口ラム酒ってやつは砂糖を添加してるから、スパイス足してるラムと一緒のジャンルで良いよね。甘く無いスパイスラムだって生まれてるし。
ラム酒はサトウキビから作るから甘いんじゃ無いんだよ。蒸留酒は甘い香はしても糖分としての甘さはそのままじゃ無いんだよ。あとスペイン系ラム酒は甘いって分類はやめにしよう。
スペイン系のど真ん中「ハバナクラブ」甘く無いよね!


長いスピーチ嫌われるスピーチの典型だけどご静聴ありがとう!


それでは「ラムリンピック2021」開幕だ!

宜しければサポートお願いします。デジタル版「ラム酒百科」、「ラム酒が飲めるバーマップ」作成等「ラム酒友の会」として、ラム酒を広げる活動に使わせて頂きます。