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みんながつまずく「退職活動」を簡単5ステップで解説

転職活動を始めたらすぐに同時に始めるべきなのは退職活動です。新しく迎え入れてくれる会社が見つかったのに、今の会社を思うようにスムーズに辞められないようなことになったら目も当てられません。

転職活動をしながら同時に進めるべき退職活動を5つのステップに分けて紹介します。

1.退職の意思決定をする:
これは転職活動をする前に実行すべきことですが、まず自分自身が現在の職場に不満を持っているかどうかを考えてみる必要があります。そしてその不満の原因が職場にあるのか、本当は別のことにあるのかを特定します。転職するにあたり、まずは自分自身が本当に転職したいと思っているのか、転職することで得られるメリットとデメリットを考慮して決断することが重要です。

2.退職のタイミングを考える:
転職先が決まる前に退職のタイミングを考える必要があります。有休消化や引継のタイミングなどスムーズな退職に必要な期間を考慮して、大体の退職日を決定しましょう。
面接の最終段階で必ず聞かれる「うち(次の会社)にいつ入社できる?」という質問は、「今の会社をいつ辞められるか」に他なりません。明確な回答をできないのは「準備不足」と思われても仕方ありません。

3.退職の準備を行う:
退職の意思は次が決まるまで伝えてはいけません。「次が決まる」ということは、次の会社から内定(外資系ではオファーレターと呼ばれることが多いです)をもらい、自分がサインをした段階です。その前に退職の意思を伝えてしまうと、次が決まっていないのに退職だけが一人歩きを始めてしまいます。退職の意思を表明する前にはこっそりと退職の準備を行いましょう。

4.退職を表明する:
いったん表明したら後に引いてはいけません。こっそり準備しておいた退職届を提出し、密かに書いておいた引継書を使って退職日までのスケジュールを能動的に決めることが重要です。引き留めをされても聞く耳を持ってはいけません。思いとどまっても今より状況が改善することはほぼありません。

5.残務整理をする:
退職する前には、担当していた業務やプロジェクトの進捗状況をチェックし、残務整理をすることが必要です。スムーズな引継ぎができるよう、残務整理にはきちんと時間をかけましょう。ただし「残務整理を完璧にしてから」と思っていてはいつまでも退職できません。まず退職日を決め、そこまでの間でベストを尽くすという姿勢が大切です。

5.同僚や上司への挨拶やお礼をする:
最後に、退職する前には同僚や上司への挨拶やお礼をすることが大切です。感謝の気持ちを伝えることで、今後の人間関係にもプラスになることでしょう。
意外と疎かにされがちですが、同じ業界で転職をしていると、思った以上に狭い世界にいることに気づきます。また、ハイクラス転職になればなるほど人脈が大きな助けになる場面が多くなります。「立つ鳥跡を濁さず」を徹底していれば数年後に自分を助けてくれる「元同僚・元上司」が自然と増えていきます。

以上が、転職活動における退職に向けた準備のステップです。しっかりと準備を進め、円満な退職を目指しましょう。
退職は「したらそこで終わり」ではありません。人間関係は必ず長く影響を持ちます。スムーズな退職は長い目で見た時のキャリアアップ準備と考えるべきです。

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