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SUPER SAPIENSSがIEO準備を開始!その真相とは

こんにちは!フィナンシェ編集部です。

クリスマスも過ぎ、一気に年末モードに突入しましたね。少し更新の間が開きましたが、今回は、FiNANCiEのプロジェクトの1つであり、先日、NFTのパブリックセールが大好評で終わったSUPER SAPIENSSについて紹介していきます。

2022年12月20日、堤幸彦氏・本広克行氏・佐藤祐市氏が率いるエンタメDAOプロジェクト「SUPER SAPIENSS」が IEOに向け準備を開始したという発表をしました。

IEO?なんだそれ?という方も多いのではないでしょうか?
今回は、そもそもIEOとはなんなのか、そして、なぜSUPER SAPIENSSが暗号資産を発行して何をしようとしているのかを紹介していきます。

そもそもIEOとは?国内ではまだ事例が少ないIEO

IEOは、Initial Exchange Offering(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の略称です。企業やプロジェクト等が発行した暗号資産を暗号資産取引所が審査を行った上で先行販売するという仕組みです。

つまり、今回の発表はSUPER SAPIENSSがフィナンシェのサポートのもとで暗号資産を発行し、どこかの暗号資産取引所が審査し販売するということを目指すということです。

今回、初めてIEOというものを知った方も少なくないのではないでしょうか。それもそのはず、国内ではたったの2件しか事例がありません(2022年12月末時点)。フィナンシェでも、コインチェックとIEOによる暗号資産発行を今冬に予定しています。

事例が少ないことからお分かりいただけるかと思いますが、現段階でIEOを実施することは容易ではありません。そのため、フィナンシェがIEOの実現に向けて準備する過程で培った知見やノウハウを活かして、今度はSUPER SAPIENSSの暗号資産を発行しようと考えています。

SUPER SAPIENSSがなぜ暗号資産を発行するのか

SUPER SAPIENSSは、これまでエンタメ業界のコンテンツの作り方、楽しみ方、収益モデルに変革を起こすことを掲げ、2022年1月にプロジェクトを開始しました。活動開始と共にFiNANCiEでコミュニティ・トークン(CT)を発行。それにより約4500万円を調達し、サポーター1400人が集まりました。

その後、発起人である3人の監督陣(クリエイター)とトークンを購入して集まったサポーターが共創するDAOとして活動し、オリジナル映像『SUPER SAPIENSS THE BEGINNING』やWEBTOONの制作、NFTプロジェクト『SUPER SAPIENSS NFT』など共創型コミュニティと共に活動してきました。

用語の解説
■コミュニティ・トークン
フィナンシェ上で使えるトークンです。暗号資産ではありません。

■DAO(分散型自律組織)
特定の所有者や管理者が存在せず、事業やプロジェクトを推進できる組織。

活動開始に伴って開催した記者会見で、SUPER SAPIENSSのSが一つ多いのは、コミュニティに集まるみなさんを表現していると説明している様子
完成系を公開するのではなく、制作の過程から公開しコミュニティで共感するエンタメDAOがSUPER SAPIENSS
SUPER SAPIENSS THE BEGINNINGでは、トークンを保有するコミュニティメンバーからオーディション。また、コミュニティメンバーも加わり試写会も開催

では、これまでもコミュニティ・トークンやNFTを活用してきたSUPER SAPIENSSがなぜ、IEOで独自の暗号資産を発行するのか?と疑問に思った方も多いのでは無いでしょうか。

今回のIEOへの挑戦は、これまでのコミュニティ・トークン(CT)とIEOにより発行する暗号資産を組み合わせて、より多くの人を巻き込んでSUPER SAPIENSSの目指す世界を実現するためのムーブメントを創る1ピースと考えられます。

暗号資産を基盤にしたエコシステムでより活発で、大きなコミュニティへ

FiNANCiEで発行されるコミュニティ・トークン(CT)とIEOで発行される暗号資産は似ているようで、まったく異なります。コミュニティ・トークンはFiNANCiEでのみ利用できるデジタルアイテムですが、暗号資産の場合は暗号資産取引所での取引が可能であり、法定通貨やほかの暗号資産と交換することができます。また、複数の暗号資産取引所で取引可能になれば、国内外問わずより多くの方々にSUPER SAPIENSSに触れる機会をつくることが可能になり、コミュニティへの参加を促すことができます。そうなれば、SUPER SAPIENSSのコミュニティはさらに大きなものに成長していくことが予想されます。

また、発表時にコミュニティメンバーから「どんなメリットがあるの?」という声が多かったのですが、IEOによって発行する暗号資産で、コミュニティメンバーにもこれまでにないインセンティブを付与することが可能になり、より積極的に活動しやすい環境を作り上げることができます。例えば、現時点ではNFTホルダーが特定のアクションを実施すると、IEO予定の暗号資産をもらえるなどの施策を検討しています。これはあくまで一例でほかにもさまざまな検討を進めていきますが、全体としては、SUPER SAPIENSS NFTやFiNANCiE内のコミュニティ、その他SUPER SAPIENSSに関連するコンテンツやイベントなどの全てが、このIEO予定の暗号資産と連携するようなエコシステムを目指して行く方針です(※)。

※法務・税務・会計等の様々な観点からの検討を踏まえて今後変更の可能性があります。

もちろん、IEOで暗号資産を発行すればそれが達成できるわけではありません。今後、どのような活用方法を想定し、暗号資産自体にどのような機能を持たせるとコミュニティは活性化するのか、フィナンシェもサポートしつつ、審査や販売を担当する暗号資産取引所と協議しながら設計していくことになります。

エンタメ業界の常識を変えたい

IEOの発表を行った日、SUPER SAPIENSSが実施したTwitter Space「スパサピナイト」では、”活動開始した当時から思っていたが、今のエンタメ業界を変えたい。100年後に振り返って、変わるきっかけになればいいな”という話がされていました。

日本で最初に映画が上映されたのが1896年と言われていますが、120年超もの長い期間積み上げられて出来上がった現在の慣習やスキームを変えることは容易ではなく、コミュニティという多くの方々の支持があって変わっていくと考えられます。

100年後にSUPER SAPIENSSの活動がきっかけで、日本のエンタメ業界が変わっていたら・・・なんて思ったらワクワクしますね!

ぜひ、そんなムーブメントに乗っかってみるのもいかがでしょうか?

まもなく1年を迎えるSUPER SAPIENSSのプロジェクト活動の様子は、また次回執筆します!✍️



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