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いまさら聞けないNISA。簡単解説。
1.NISAとはなんだ???
NISA(ニーサ)は2014年に始まった資産形成を支援する税制優遇制度です。
投資が当たり前の海外に比べ日本は「預金・貯金至上主義」が根付いていたため、初めての制度となります。
ここでは乗り遅れた人たちに向けて、簡単にニーサを理解してもらうための大まかな情報をまとめています。もう10年も経っているので今さら勉強するのも聞くのも面倒な人はぜひ読んでみて下さいね。
ニーサは日本版少額投資非課税制度の略です。
何がお得なのかというと「分離課税」という利息や配当につく税金をタダにしますよ~という制度なんです。
皆さんが貯金をして利息がついたり、株を買って配当を得たりすると「分離課税」という税金が引かれて戻ってきます。利益の20%。正確には20.315%です。
100円の利息が付いても20円は税金で引かれるという事です。大きいですよね。これを引かないから積極的に投資してくださいねと作られた制度です。
よく銀行の定期預金のパンフレットには年利と税引き後の年利が記載されています。その税引き後が分離課税を引いた後の金額ということです。
単純に手元に来るお金のパーセンテージなのですが、低金利の中ではとても大きく感じますね。
特別金利1.0%(税引き後0.8%)
こんな感じです。
お得なニーサですがいくらでも投資できるわけではなく限度枠があります。
NISAの主なポイントは以下の通りです:
運用益が非課税
非課税保有期間が無期限
制度(口座開設期間)が恒久化
つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
年間投資枠が拡大(最大で年間360万円)
非課税保有限度額(総枠)が新設(最大1,800万円)
非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能
色々なルールがあります。
だからこそ少額投資でコツコツ長期間続ける人向けです。
新ニーサが始まり運用できる金額が大幅に増えました。
以前のニーサは非課税になる限度額が小さくあまり魅力的ではありませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1720075479496-MFXxdIHQ6c.jpg?width=1200)
ニーサの口座は銀行や証券会社で開けます。
日本国内に住む18歳以上の方なら誰でも作ることが出来ます。
ただし一人1口座なので、慎重に選びましょう。
手数料が安いところ、また銘柄が豊富なところを選ぶといいですよ。
金融機関の変更は年単位で出来ます。
使い勝手のいいネット銀行がオススメです。
2.利点
NISAを利用することのメリット。
税制優遇 ニーサ口座で得た利益(配当金や売却益)は、非課税となります。
投資のハードルが低い 少額から始められるため、投資初心者でも気軽に始められます。
長期投資に適している 無期限の非課税期間が設けられており、長期的な資産形成に向いています。
多様な投資商品 株式、投資信託、ETFなど、さまざまな投資商品に投資できます。これにより、リスク分散が図れます。
手数料が安い 多くの金融機関がニーサ口座の手数料を無料または低額に設定しているため、コストを抑えて投資ができます。
ニーサは、特に長期的な資産形成を目指す方にとって非常に有利な制度です。
3.NISA口座の開設手順。
金融機関の選択:
まず、ニーサ口座を開設する金融機関(銀行、証券会社など)を選びます。各金融機関の手数料やサービス内容を比較して、自分に合ったところを選びましょう。
必要書類の準備:
マイナンバーカード(または通知カードと本人確認書類)
本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
普通預金口座の情報
口座開設の申し込み:
選んだ金融機関のウェブサイトや店舗で、ニーサ口座開設の申し込みを行います。オンラインでの申し込みが一般的ですが、郵送や店舗での手続きも可能です。
本人確認書類の提出:
申し込み時に、マイナンバーカードや本人確認書類を提出します。
オンラインの場合は、書類の写真をアップロードすることが多いです。
審査と確認:
金融機関と税務署での審査が行われます。
審査には数週間かかることがあります。
口座開設通知の受け取り:
審査が完了すると、金融機関からニーサ口座開設の通知が届きます。
投資商品の選択と購入:
口座が開設されたら、投資したい商品(株式、投資信託など)を選び、購入手続きを行います。
4.投資戦略
1. 長期投資を心がける
ニーサは非課税期間が長いため、長期的な視点で投資を行うのが効果的です。時間をかけることで、複利効果を最大限に活用できます。
2. 分散投資を行う
リスクを分散するために、複数の投資商品(株式、投資信託、ETFなど)に分散して投資することが重要です。これにより、一つの投資が不調でも他の投資でカバーできます。
3. 定期的な見直し
年に一度はポートフォリオを見直し、必要に応じてリバランスを行うことが推奨されます。市場の変動や自身のライフステージの変化に応じて、投資戦略を調整しましょう。
4. 成長が見込める商品を選ぶ
長期的に成長が期待できる企業やセクターに投資することが重要です。特に、技術革新や環境関連の分野は注目されています12。
5. 非課税枠の再利用
新しいNISAでは、非課税枠の再利用が可能です。売却した分の非課税枠を翌年以降に再利用できるため、柔軟な運用が可能です1。
6. 少額からの積立投資
積立ニーサを活用して、少額から定期的に投資を行うことで、リスクを分散しつつ、長期的な資産形成を目指すことができます2。
今からでも遅くないNISA。20代から30代は積極的に利用してみましょう。
40代から上の世代の資産形成についてはまた次回に取り上げさせていただきますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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