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外資系企業面接の裏側。マネージャーは面接後にがっかりしないためにやるべきたった二つのこと!

外資系企業では中途採用がメインで即戦力を求めます。

採用面接も現場のマネージャーが行う!

私も今までチームメンバーの採用に当たり、多数の候補者を見てきました。

正直当たり、外れはあります。

でもここでいう外れというのは候補者の実力が足りないということ以上に、マネージャーの私自身の面接に対する準備や適切な人材を見抜く技術が足りていませんでした。

自分の失敗や人事の採用トレーニングを通して学んだポイントを書いていきます。

1.募集しているポジションに最も必要なスキル、経験、資質を明確にする!
2.面接時には相手の考えのみを聞くのではなく、具体的な過去の経験を聞き出す!

1. 募集しているポジションに最も必要なスキル、経験、資質を明確にする


日常業務に加え、退職で抜けるメンバーの採用活動までやる。これなかなか大変なことですよね。

採用にあたっての募集要項はとりあえず他社と同じような一般的なものを用意して、面接で実際話をしながら欲しい人材かを見極める....。

こんな感じになりがちです。

結果、多数の候補者と話しをしてると結局は経験豊富で難関資格をもっている人材に決めよう!とかこんな感じになりがち。

これは候補者しか見ていない採用です。

結果起こりがちなのは、その人材が募集しているポジションで必須のスキルや資質を持っていなかったということです。

例えば、ある会社の経理部門がエクセルを駆使した経理業務を行っており、今回は日々の仕分担当者を募集することになりました。

候補者Aさんは大手金融機関経理部門出身で簿記1級。

候補者Bさんはシステムエンジニア経験ありの中小企業経理部出身者で簿記3級。

会計担当者を採用する場合一般的には、Aさんを採用しがち。

しかし、求めるポジションに最も必要なスキルは会計知識以上にエクセルスキルであり、それに照らすとBさんが適切な人材となります。

ちなみに、大手金融機関はERPシステムが充実しておりエクセルを駆使しなくても会計処理まで繋がるようになっています。

Aさんのエクセル技術はそれほど高くありませんでした。


採用にあたっては、そのポジションに最も必要なスキル、経験、資質を考え抜き、それに沿った質問を投げかけ見極めることが大事!


2.面接時には考えのみを聞くのではなく、具体的な過去の経験を聞き出す


よくやりがちなんですが、面接で質問をする際に相手の考えのみを聞いて判断するケース。


質問:どういった時に仕事のやりがいを感じますか?
答え:チームで目標を到達することに大きなやりがいを感じます。


これは、単なる”考えのみ””の答え。人によっては本当に素晴らしい考えを披露してくれます。

しかし、採用する立場としてはそれで満足してはいけません。具体的な過去の経験を聞き出すことでその人の実力の裏付けになります。

多数の応募者は面接ノウハウや回答例の研究をしています。面接の答えは完璧だったんだけど、いざ仕事をさせてみると期待した程の実力がない。

全然言ってたことと違うじゃないかということが多々あります。

候補者が考えのみの回答をして来た際には必ずそれに見合う実力があるかの裏付けを取るようにしましょう!その人の本質が見えて来ます。

という感じで、自分自身のLesson learnでした。

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