スト6キャミィ起き攻め攻略 中P固め

立中Pは判定、フレームの性能が非常に高く、上手く運用することで固めとしての機能を持たせることが出来る。

本記事では、端における中Pを用いた固めを解説する。

中Pの性能

まずは中Pの性能を確認しよう。

フレーム等の情報

発生6、持続4、硬直13、全体22。
ヒット時+6、ガード時-1。
ch時+8、pc時+10となる。

また、ガード時にDゲージを0.3本削る。

ヒットボックス

こちらのサイトを参照してほしい。

このサイトの中Pの動画を確認すると、一方的に攻撃判定をぶつける動きになっているのが分かる。

中P固めの手順

このセクションでは中P固めの手順を確認する。
まず流れをざっと見て、ヒット時、カウンター時のコンボ、ガード時の展開を解説する。

流れ

まず中P先端当てをする(動画参照)。
この当て方をするとch時に中足に繋ぐ事が出来る。


そしてガード時は接近択か、暴れ潰し択を展開。

接近択は再度歩いて中P先端当てか、スト先端当て
相手が完全に黙るなら歩き投げ or シミー

暴れ潰し択は相手の技によって切り替える必要があるが、歩き中P先端当て微下がり大P、スト先端当てのいずれかを採用する。

ここから詳細を解説しよう。

ヒット時

○近め
ch時
大P>強スパイク or rc(ラッシュキャンセル)

○遠め(大体この当たり方になる)
ch時
中足>強アロー or rc

○めちゃ遠め(ド先端ヒットや、差し返しの形の時に起こる)
ch時
中K

pc時
大足


例 中Pch>中足>rc>しゃが大>引き大>中アロー>強スパイク   3131dm

ガード時

流れで確認した通り、ガード時は接近択と暴れ潰し択で展開する。
相手が暴れずにガードすると思ったら接近択相手が暴れると思ったら暴れ潰し択を採用する。


☆接近択
歩き中P、微下がり歩き中P、ストの三択がある。
それぞれの性質を見よう。

・歩き中P
11Fほど前歩きして、もう一度先端で刻む。
これで焦らして暴れを釣り出す戦略。

・微下がり歩き中P
相手の暴れをスカしつつ刻む。
更に、上記の歩き中Pとタイミングがズレるので暴れるべきタイミングが分かりづらくなる。

・微下がりスト
相手の暴れをスカしつつ先端当てで有利展開。
パリィを狙う相手にはスカし投げで対応。

これらのイメージが分かる動画については後に引用する。
どれか一つを使うのではなく、三つを散らして採用するのが大事。

☆暴れ潰し択
まず重要な点として、相手が打つ暴れによって暴れ潰しを変える必要がある。
実践で出現し得る暴れへの対応を確認しよう。

・対小技暴れ
歩いて中Pを繰り返して放置するか、下がり大Pで潰す。

小技を押すタイミング遅ければ歩き中Pによりchが取れる場合もある。

下がり大Pは相手が小技を押すタイミングによって下がり具合を変更しよう。


・対中技暴れ
微下がり歩き中Pか、下がり大P、微下がりストで潰す。

ガード相手にリスク無く固めの継続が出来る微下がり歩き中Pで潰すのが理想だが、暴れで振る技の判定によっては難しい。
潰しづらいと感じた際には下がり大Pを採用すると良い。

下がり大Pは残った判定を殴るイメージなのに対して、微下がり歩き中Pはスカして踏み込んで相手本体を殴るイメージになる(動画参照)。

ストは中足暴れや、ファジー中技暴れに対して採用する。
中足は全体硬直が長いため、例え最速暴れでもストが確定する。

通常ストで狩るのが難しいと感じたらODストを使っても良い。


下がり大Pには強ナックルを仕込む事でコンボが可能。
他にインパクトや弱ナックルを入れ込むのも展開として強い。
こういった大Pからの展開についてまとめた内容については以下を参照。


さて、ここまで読んだ方は分かるかと思うが、実は下がり大P以外の暴れ潰し択は接近択と共通である。

相手がどの暴れを選択してくるかを識別しておく必要がある点だけ頭を使う必要があるが、雑に刻めば勝手に暴れを潰す事ができて、ガードされても再度良い展開が可能になるという事である。


そして、暴れ潰し択によりガードを意識を持たせたら歩きから投げとシミーで択をかけよう。

中P固めの性質

このセクションでは中P固めの強みと、いつ使うのか、どういった相手に使用すべきかの解説をする。

強みと大P連携との差別化

離れた間合いからかなり簡単な作業で大火力が出せる事が強みだろう。
展開が早いため固めから脱する最適な方法が分かりづらく、暴れを通しづらいのも特徴だ。

ここからは、離れた間合いから攻めを展開する同じような機能を持った大P連携と様々な観点で比較してみる。

○リスク
大P連携は移行の際、少し遅れるとめくりを通されるリスクがある。
中Pはより全体フレームが短いため飛びに対してのリスクが少なくなっている。
始動でのリスクは中P固めの方が少ないと言えよう。

次に連携自体のリスクについて、中P固めに対して何か痛い反撃が出来るかというと、何もない。

大P連携はそれぞれの択に何かカウンター自体はあるものの、択が多すぎるためにそれが用意できないことを期待する連携であった。
噛み合ってこちらがダメージを貰う展開も多々ある。

以上から、逆転を許したくない場面なら中P固めを選ぶべきと言える。

○相手側の対応の難しさ
こちらの技量次第で打開もできるが、大P連携は対策をされている場合しっかりいなされる事がある。
逆に全く対策をしていない相手には尽く通るという特徴もある。

中P固めは対策のしようがない上に展開の速さも上がっている。

この点については、使い手側の得意不得意で強さが変わりそうである。

○使い手側の難易度
相手の動きに応じて、多くの択の中から適切な択を選ぶ事が出来るなら大P連携を、間合いやタイミングという感覚的な部分を切り替えるのが得意ならば中P固めを推奨する。

個人的には、大P連携はしっかり練習さえすれば習得できるとは思う。

○火力
中Pch始動では

中Pch>中足>rc>しゃが大>引き大>中アロー>強スパイク   3131dm

と、ゲージを吐くことで火力の出るルートを辿ることができる。
対して、大Pは強ナックルに繋ぐ事を想定すると

大Ppc>強ナックル>立コア>中スパイク   2570dm

と、ノーゲージでの火力は伸びるが、そこからゲージを吐くと伸びづらいという性質がある。

ゲージの有無で使い分けるのもありだと言える。

○結論
詰まるところ、一長一短と言える。
どちらも使う事で相手の対応を難しくするのが理想。

使うタイミング

重要な点は、わざわざ起き上がりの相手に選択するわけではないという事だ。
離れた間合いで使う事で真価を発揮するため、合わせ技で使うのがベストとなる。
大P連携へ移行する時と考え方が一緒だと考えて良い。

例えば、既に解説したしゃが大非密着重ねや、遠めの位置での様子見からの移行が有効。

弱ナックルガード>微下がり>前歩き中P
など、少し離れた時に採用するのも強力。

使うべき相手

5、6F発生の長い小技、中技暴れがメインでない相手。
例えばルークのしゃが中暴れは狩れはするものの一般的なキャラよりかは潰すのが難しく、対ルークで採用するのは気が引ける。

大P連携で対応しきれない相手にも採用すると良いだろう。

雑記

これまで投稿してきた記事は、まず理論があって実践投入した形なのでほとんどコピペをするだけで済んだ。

今回の記事の攻略は真逆だった。
実践の中で、何か強いかも、と感覚的に掴んでいった連携なので、執筆するにあたり初めて文字に起こした。
その分内容も普段より薄めになってしまった。
こういった形式の内容は今後ほとんど登場しないはず。

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