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不登校と引きこもり

不登校や引きこもりの子どもの面倒を見ている親は、毎日不安や焦りでいっぱいですよね。

しかし、子どもを思っての言動が逆効果を生んでいる可能性があるのです。
今回は、親の対応として実はNGなことを6つ紹介します。
子どもの長期的な幸せを願うのであれば、まずは自分自身が前向きな生活を送りましょう。

子どもが不登校・引きこもりになる原因

まずは、子どもが学校に行けなくなる/行かなくなる理由、引きこもりになる理由を紹介します。

  • コンプレックスがある・自分に自信がない

  • 友だちや先輩、大人などとの人間関係が怖い

  • 家族や学校に反抗したい気持ちがある

  • 将来に漠然とした不安を抱えている

  • 本人も原因が分からないが学校や外出が怖い

不登校・引きこもりになった子どもにNGな対応

では、不登校や引きこもりになった子どもに対して、親はどのように接すれば良いのでしょうか?

実は、親がよかれと思ってとった態度や言動が、逆に子どもの不登校や引きこもりを長期化させているかもしれないのです。

親が不登校の子どもに以下の2つの態度を見せると、前向きな気持ちをすり減らしてしまう可能性があります。

  • 心配している態度

  • 期待している態度

また、具体的に以下の6つが子どもの気力をさらに奪っている可能性があるのです。

  • 原因や問題をしつこく聞く

  • 無理やり外出させる

  • 「不登校は甘え」と言う

  • 少し改善したときに「もっと頑張ろう」と言う

  • 他人に頼らずに解決しようとする

  • 子どもが引きこもっている間は外出しない

原因や問題をしつこく聞く
「誰にいじめられたの?」「何が不満なの?」などと子どもが引きこもる原因や問題をしつこく聞くことはやめましょう。

子どもは親の心配や期待に対して、罪悪感や責任感などをもつ可能性があります。子どもが自ら話してくれるまで、見守ることが大切です。

「子どもが自分で外出できないなら、私が外出させてあげよう」

自分が一生懸命になれば子どもの引きこもりも改善すると考える親は多いですが、強制的に学校や外に行かせるのはむしろ逆効果です。子どもはなりたくて不登校や引きこもりになっているわけでなない場合がほとんど。

必死になる親の姿を見て罪悪感を抱いたり、弱音が言えなくなってしまったりと余計に状況を悪化させてしまうかもしれません。

「不登校は甘え」と言う

不登校や引きこもりを「甘え」や「怠け」だと伝えるのはNGです。

先ほどもお話したように、子どもは「学校に行きたくても行けない」「親の期待に答えたいけれど答えられない」などと苦しんでいるかもしれません。

葛藤している子どもに対して追い打ちをかけるような発言をしてしまうと、親子の信頼関係が壊れてしまう可能性も出てきます。

「保健室登校が出来た」「自ら外出する時間が増えた」など、不登校や引きこもりに改善が見られると嬉しいですよね。

しかし、そこで「もっと頑張ろう!」「〇〇はやっぱりできる子だね」と期待をかけてしまうのはよくありません。子どもがプレッシャーを感じてしまい、改善前の状態に戻ってしまうこともあるのです。

他人に頼らずに解決しようとする

自分の力だけで解決しようとするのはNGです。客観的にアドバイスをくれる人や専門知識をもっている人がいないと、子どもを無意識のうちに追い詰めてしまう可能性があります。

「自分の子どもだから自分が解決する」と責任感をもつのではなく、子どものために周りの意見を取り入れるようにしましょう。子どもが引きこもっている間は外出しない

不登校や引きこもりの親によくあるのが「子どもが家にいるときは自分もいてあげよう」「できるだけ寄り添ってあげたい」と一緒に引きこもってしまうパターンです。

常に親が家にいることで、逆にストレスを感じてしまう子どももいるので、子どもが学校に行かなくなったからといって自分の生活を変えるのはやめましょう。

不登校・引きこもりの子どもをもつ親がやるべきこと

子どもを思っての行動が、逆に子どもを苦しめる可能性があることがわかりました。

では、不登校や引きこもりの子どもをもつ親がやるべきこととは何なのでしょうか?

  • 専門家や支援機関に相談する

  • 感情的に接さず、穏やかに見守る

  • あくまでも親としてではなく自分の人生を生きる

  • 子どもの気持ちややりたいことを尊重する

  • 自分も子どもも生活リズムの乱れには注意する

まずは親自身が安定したメンタルをもち、長い目で考えましょう

いかがでしたか?子どもの不登校や引きこもりを改善するために、まずは親自身が楽しく明るい人生を送ることが大切です。

すぐに登校させようと焦るのではなく、子どもの人生を長い目で見て判断しましょう。


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