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実直に働きながら経済的自立を実現する

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実直に働きながら経済的自立を実現するための、 「ロジックの理解」 「レディネス(準備性)の向上」 「リスキリング」 について週1〜2の頻度で記事を投稿します。 経済的自立に興味の… もっと読む
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#仕事の心がけ

10年でお金から自由になる。~実直に働きながら経済的自立を実現する方法論~

お金に翻弄されているあなたへ。 本書は、「お金から自由になるための方法」を書いた本である。 お金から自由になることをここでは、経済的自立と呼ぶ。正確には、 「人に依存せず、かつ自分で働かなくても食べていける状態」を意味する。 この経済的自立を目指して、世の中にはマネー本や金儲けのノウハウ本があふれている。更に、早期退職を目指して経済的自立をする、いわゆるFIRE※1と呼ばれる米国発のムーブメントも今、日本で拡大している。 ただ残念ながらこれらは、自分のお金で実践したこ

【デジタル時代のリスキリングの大本命】論理思考その2 原因と結果とコンビニの都市伝説

※論理思考その1を見ていない人はこちら 因果関係は、原因と結果の関係であり、理由をきちんと説明しようということである。人間は理由がわからないと、納得しない生きものである。子どもは小さい頃から、「なんで? なんで?」を繰り返すし、「みんなSwitch持ってるよ。だから僕にも買って」と理由を納得させると、それが行動につながることを本能的に知っている。 さらに、小学生の作文の書き方に「いりたま」の法則というのがある。「意見」「理由」「体験」「まとめ」の頭文字をとったのもので、こ

【デジタル時代のリスキリングの大本命】考え方の型:両利きは右利きよりも左利きよりも強い

型を学ぶ際に重要なことは、軸となる大切な考え方を理解することである。細かいことは、実践の中で型のマスター度合いに応じて、徐々に自分のものにしていけばよい。「考え方の型」において、軸となる大切な考え方は以下の5点である。 複雑な環境の中で、自分独自の意見をもてるようになることが重要。 そのために、静的な思考(論理思考+水平思考)と動的な思考(システム思考)の両方が必要。 論理思考はすべての基本で、人の上に立つ人には必須。 水平思考は基本的に楽しい。これを知ることで世の中

【デジタル時代のリスキリングの大本命】データを用いた問題解決の全体像

以下にデータを用いた問題解決の全体像を示す。 論理的には2種類のプレイヤーがいる。「問題を抱えている人」と「問題を解決する人」である。あなたは「問題を解決する人」である。 あなたにとって「問題を抱えている人」は種々のケースがありうる。お客さまに向けた仕事をしている人であれば、お客さまだろうし、社内で仕事をしている人であれば、上司であったり他部署の人だったりするだろう。場合によっては、自身の問題を解くケースもありえる。その場合は「問題を抱えている人」と「問題を解決する人」が

ただ早く行動すればいいってもんじゃない (リバイバル)

近年ビジネスの世界では、「アジャイル(Agile)」という言葉がブームになっている。「機敏な」や「敏捷な」という意味で、英検1級以上レベルの単語のため、普通は目にしない言葉である。 ちなみに、日本が誇るタイヤメーカーのパナレーサーが理想を追求して生み出したのが、アジリスト(Agilest)という自転車レース用のタイヤで、この名前はアジャイルの最上級を示している。超スーパーウルトラ敏捷なタイヤである。 アジャイルは、もともと「アジャイル開発」という言葉で、タイヤではなくIT