旅行会社エイチ・アイ・エス辞めて起業してみた④

最近仕事が終わるのが遅かったのでこの時間にnoteを書けるなんて、贅沢な時間ですな。書き終わったら最近購入した「破天荒フェニックス」を読もうかな。では前回からの続きをどうぞ。

さぁ、無事に澤田経営道場に入門出来てたが、待っていたのは朝から晩まで勉強勉強の毎日だった。どんな勉強内容かはhttps://sawadadojo.com/about/curriculum/を見て頂いた方が早い。とにかくこの半年間は詰め込み型の勉強で経営者に必要と思われる知識を身につけるんだな。半年が過ぎれば外部の企業へインターンさせてもらい、身につけた知識を実践で試す場となる。僕が最初にインターンさせてもらったのは長崎県のハウステンボス。このハウステンボスに「パレスハウステンボス」という美術館があってそこの副館長として配属された。チケットのもぎりとか、ショップの店員とか、色々やったかな。パレスのスタッフの方はみんな超いい人でめちゃくちゃ楽しかった。ちなみにこの時期に「美術館なのでフランスに行ってルーブル、オルセー、オランジェリー等の一流を見ないといけない!」と提案してフランスにも行けたから最高のインターンだった。特にこの視察旅行で行った「ピカソ美術館、オルセー美術館」のアートセンスに感銘を受けて僕自身のクリエイターとしてのセンスが劇的に変わったと思う。(いや、まじで)ハウステンボスで6ヶ月インターンしてから、電力会社のHTBエナジーで3か月研修を行ったんだけど、この時期にハウステンボスの取締役と出会って将来の事業計画を聞いてもらい、「金融事業だからHISのCFOへ聞いていただこう」となりHISのCFOへ事業計画のプレゼンを行うというところまで発展した。CFOからはダメ出しをもらうのだけど、その後何度も修正してプレゼン、修正してプレゼンを繰り返しやっとOKが出たのが2017年10月ぐらいかな。そして社長である澤田へプレゼンを行い承認をもらって会社登記を行った。この時期にHISの法人事業部で与信管理部をしている先輩に「取締役をしてください!」と頼んで、ハウステンボスの取締役に「出資してください!さらに取締役になってください!」と頼んで、HISの取締役で監査役の方に「監査役になってください!」とお願いしまくるという事をしていた。さらに、HIS、ハウステンボス、社長の澤田から出資をしてもらうためにHIS、ハウステンボスの取締役の方へ事業計画を一人ひとりプレゼンして周るというのもやっており、約2か月ぐらいかかっていたかなと思う。澤田経営道場を「起業」という形で卒業出来るか?というプレシャーがあったのでこの時期が精神的にも一番辛かった。2018年1月にハウステンボス、HISの取締役会で両方とも僕に対して出資するというのが決まり、晴れて起業への道が拓けた。会社が僕のような若い社員に信用してくれた、任せてくれたというのが一番嬉しかったなぁ。HISに入社して良かったと心から思った。

部下(運命共同体)

無事出資も決まり、資金の目途もついたので次は自分と共に運命共同体になってくれる部下が必要で、声をかけたのが東口君(現 営業本部長)だった。東口君は僕がHISの法人営業マン時代の後輩で元ボクサー(アマチュアだよ)でガチガチの体育会系の新卒で当時は3年目?だったと思う。彼は上昇志向が強かったし、HIS時代も一緒に営業に行ってたりしていたから「今度会社作るから来て」というと「面白そうですね、行きます」という形で来てくれた。僕も2018年3月末で道場卒業と同時にHISを退職して起業するので、東口君にも「出向はあかんで、退職してからきてな」となったが構わずきてくれたのが本当に嬉しかった。(周りの人、先輩、後輩からは失敗するからやめとけ)と相当言われたそうだが。。。しかも創業期なので僕も東口君も給料はHIS社員の時代より激下げしないといけないので、超貧困系男子2名で起業する事になる。(年収でいうと150万ほどダウンww!)しかも会社の経費もフルキャッシュアウトモデルなので基本は自分たちで手出しをするし、二人でマクドナルドのチーズバーガーばかり食べてた。(二人でチーズバーガーを6個ぐらい買う)とある日も東口君が「コソノさん、とうとうお金払わないと1週間後に電気止まるんす」と言ってきたけど僕は「俺は3日後に止まるわ」と返して二人でハイタッチしていたっけ。仕事も毎夜遅かったし、休日も、GWも無く働いていたけど、貧乏だった。けど辛くなったんだな。というのも二人には目標があって、必ず「世界銀行の民間版を作って、世界の貧困層の子供、母子家庭、父子家庭の子供の経済的なハンデを無くしていく」という理念があったからなんだよね。僕も東口君も母子家庭で育って子供の頃に相当貧乏だったので同じ境遇とか、もっとつらい境遇の子供の力になりたいという思いで起業したから自分達の仕事とかお金のなさってそんなに苦じゃなかった。今思い返すとよく耐えていたなとつくづく。(今は会社が第二期で黒字化なので二人ともHIS時代より年収が上がっている!)そんなこんな頑張りで2018年4月に営業開始してから8月には黒字化になって毎月黒字が出だしてくれて安心した。金融業なので資金がないと売上が出ないから7月に1億円の調達を行い、さらに11月に4億円の調達を行い、会社にはキャッシュが潤沢にあるけど、二人の財布は盗まれてもいいぐらいの金額しかないのを僕と東口君は誇りに感じていた。(5億円調達出来る信用を得れた会社に育てたっていうね)


てなところで今回はここまで。いや、今となってはお金がないのは笑い話だけど当時は会社は赤字だわ、二人とも貧困系だわで大変だったと思うんだけど僕も東口君も4月~6月ぐらいまでの記憶が無くてwwつらかったから記憶からアーカイブしているっぽい。さて次回はたった5ヶ月目で黒字化達成の立役者がおりましてその方にフォーカスを当てていこうと思います。

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