旅行会社エイチ・アイ・エス辞めて起業してみた⑥

「伝統を守る」「会社を守る」「業界を守る」という発想になった瞬間、変化に対応できなくなって倒産リスクを大きくしていると星野リゾートの星野さんがおっしゃっており、「うん、絶対そうだ!」と思っている次第です。

■怒涛の2月

久しぶりの更新になったのだが、いや、ほんとに2月は疲れた。。。というのも、「上場の意見交換」「財務コンサルの方との業務提携&紹介企業」「~免許の本申請」「~銀行の子会社との決済業務に関する業務提携「数億円増資準備」「他企業との業務提携×3社」「簡易裁判」「新商品開発」「取材3社」「セミナー3件」等々。。。これ以外にも色々細かいのがあるのだけど、スケジュールがどんどん埋まる埋まる。ほんと皆様ありがとうございます。2月は月初作業しか記憶になく、ほとんどアーカイブされており何をやっていたのかこういう形で書かないと思い返せないぐらい記憶力が鈍っているので、もっと麻雀をしないといけないと思っています。


■セーブ

ドラクエやファイナルファンタジーで途中までの記録を保存する「セーブ」があるんだけど、今ホントにセーブしたい。というのも現在弊社は役員含め8名で事業を行っており、一応毎月黒字が出ている。さらに事業内容は決済業なので、月毎にそんなに手数料売上が変動せず、安定している状況です。このまま、利益を重ね、利益の範囲内で人員を増やし、システム投資、宣伝をすればほどほどの伸び方をするであろうと思われる。でもここで冒頭の言葉である。今の「安定」を守るっていうのはどうなのか。今現在弊社のサービスを「ありがとう!」と使っていただけている限り、このサービスを必要としてくれている出来るだけ多くの企業様に使っていただけるようにしないといけないのではないか?と思っております。最近でも取引するにあたり新規企業様と商談をしている時も、ほんとに感謝された。僕たちはサービスを提供する側なので対価を得ているのに、お客様からはすごく感謝される。もっと困っている企業様へお届けしないといけないと思えば思うほど、現状の利益の範囲で組織拡大していくやり方は違うと思い始めており、数億円の増資を行い(数億という金額の理由は色々あるけどまだ言えない)、たくさんのお客様へ弊社のサービスをご提供していこうと考えた。その為に「人員の急拡大」「宣伝の急展開」「システム開発」この3つに資金を投下して黒字から赤字領域にスカイダイビングするが如く飛び降りようと思う。崖から飛び降りる感覚。増資後の事業計画を作ってみたら2022年までは赤字を掘り続ける状態で、その後一気に急上昇して黒字を狙うという流れになる。増資する為に親会社以外にも出資をお願いしており、出資を引き受けてくれるかは4月中には確定する見込み。親会社からは3月中には可否の判断がくだされるので、2月中、今月はひたすら事業計画書を練り直し、各役員の皆様へ事前説明に走っているのですよね。だけど、この増資をして赤字を掘り続けながら3年間事業を行い、急上昇出来なかったたらアウトやんとか頭をよぎる時もあるし、今のままゆっくり着実に成長していこうぜ?という甘いささやきも聞こえるが、逆に、今の超高速でイノベーションが起きる世の中で今のビジネスモデルをゆっくりやっていたらすぐに強い他社が表れてシェアを持っていかれるという不安もある。ほんとは我々のサービスを必要としている企業様が使えず、我々と出会うことなく困り果てて事業廃止をする企業様もいるかもしれない。自分達の利益を重視した結果、世の中の役に立つというビジョナリーから外れているなんて、そんな企業は存在価値がないじゃないか!とも思う。正直どちらにいけばいいかわからない。わからないから「セーブ」したい。(このセーブ機能みたいな保険商品売れるんじゃない??)でも現実問題セーブなんて出来ないから迷ったけど、どっちみち死ぬのなら、いかに多くのお客様に喜んで、感謝される方で死ねばいいと思い、増資して3年間赤字を掘ろうと決めました。最近ツイッターで知人と「武士道」についてやりとりしたのだけれど、生きざまより死にざまに重きを置く武士道のように、いかに見事な死にざまを迎えれるような生き方をしていこうと思います。でもまあ、増資が無理だったら無理なんだけどね。はは。

さぁ、3/6に親会社への役員プレゼンがあるので事業計画書練り直します。次は増資出来たかの結果発表も交えながら更新しますー!

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