師走

窓を開ければ肌がピリつくような
寒い風が入り込む季節になった

末端が冷え、なかなか温まらず
またこの季節がやってきたかと
冷えきった指先に吐息をかけてみる

気づけば年の瀬
社会人となり日々過ぎ去る時間が早く感じる

今年も残るとこ少しかと
1年を振り返ることも億劫になる夜

夜勤続きで体感時間が狂い
この時間に起きる
寝起きの私のnote
適当に読んでいってください
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この前長く受け持たせていただいた
患者さんが息を引き取った

苦しいながらに絞り出す
「家族に会いたい」
の一言

がむしゃらに駆け回り
その苦痛を取り除いてあげれるよう
対処することしかできなかった

なんとか家族もまにあうことができ
主治医が当直なのもあり
みなで最期を看取った

でもこれでよかったのだろうか
と何度も自分の看護を見直す

疾患が見つかり半年であった

私にできることなんてちっぽけで
何かしてあげられたのだろうか
日々天井を見上げて
刻々と近づくその日を
彼はどう考えていたのだろうか

私がどれだけ考えてもわかりっこない

日々多い業務量に押し潰されないよう
必死な私ではあるが
ほんとにこれでいいのかと
患者さんとの関わりを考えされられる
機会になった

自分に置き換えて考えることが多くなった
社会人3年目

命って儚くそして力強い

日々死と隣り合わせの仕事をしながら
慣れもしない業務に打ち込む

私がもし余命宣告されたら
どんなことをするのだろうか

みんなは考えたことがありますか

日々そんなこと考えながら過ごすことはないが
ふとした瞬間に考えさせられる

そうだな
私なら大好きな人たちに
愛を伝えるのだろうか
いや、それもカッコ悪いな、、

死の受容過程というものがある
キューブラー・ロスによる受容
否認、怒り、取引、抑うつ、受容である

私はこの過程をどのように捉え過ごすのだろうか
想像を絶するなにかがそこにあるのだろうか
考えたとこで答えなんて出ない

でもその思考が誰かのための
看護に置き換わるのであれば
それも悪いことではない

死か、、重いワードだよね
でもいつまでも人間に付き纏い
最後に訪れる一大イベントでもある

もっとフラットに死に向き合えるようになったら
私も少しは成長できたってことなのかもしれない

人の命を預かる仕事
日々の業務量に押し潰されながらも
私に命を預けてくれる人のためにも

その人には何が今必要なのか
考えていかなきゃいけないね

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重たい話はここまでにして
残りどれくらいかわからない人生のためにも
やりたいことを考えることにしよう

今年あと少しは県外に出る予定もあり、
いろんな人と会う予定もある
きっと楽しい年の瀬になるだろう

今年私と出会ってくれたみんなありがとう
まだまだ楽しいことたくさんしていこう
こんなこと綴りながらも
今日の夜ご飯のことを考えているそんな
お調子者の私ともう少しお付き合いください

またここに何かしら綴るだろうから
暇な時にでも覗きにきてくださいね

ではでは。

追伸
写真は夜勤明けの朝
患者さんと空が赤いねとはしゃいだ時の写真
夕焼け朝焼けが綺麗な病棟だから
夜勤も頑張れるなと
綺麗だったね。