HARMAN PHOENIX
ILFORDでお馴染みのHARMAN社が一から作ったという新しいカラーフィルムをこの度、発売してくれた。
PHOENIXという名称に相応しい赤いパッケージのそれはフィルム製品がどんどん無くなっていくことに焦りを感じてる自分にとっては安堵とも言える存在である。
早速自分は1本だけヨドバシで購入。
まだ発売開始早々だったためかわうそ商店さんでは買えなかった。
届いたフィルムをライカMPに装填して使ってみた。
現像はキタムラカメラへお願いし2週間後に仕上がって来た。
率直な感想はあれ?なんだこれ?だった。
事前にTwitterのフォロワーさんとやり取りする中である程度、仕上がりの予想(コントラストが強い)はしていたけれど暗部での撮影などの露出不足でのコマについてはOMGな出来だった。具体的には色被りが酷く室内だと全体的にオレンジっぽく被ってしまう。
室外の順光であればノスタルジックな感じの素敵な写真になるけれど逆光だともはや真っ暗になる。
またキタムラなどで使用する富士フイルム製のスキャナーとEPSONなどのスキャナーとでは全く違った色合いになってくる。
普通に閲覧するならばEPSONが無難だと思った。
フォロワーさんとの会話で至った結論はISO200は実効感度としてないのではないか?といった事だった。
もう数本、試してみようと思っているけれど次はISO100〜160くらいでやってみようかな?と考えている。
因みにコントラストは高めで粒状感は粗めであります。ラチュードも結構狭い感じです。扱いはリバーサル見たいな印象です。
しかしこのフィルムデザインはとても気に入っているしHARMAN社の心意気には感動しているため応援はしていきたいと思っているのであります。
皆様にサポート頂いた資金は全てフィルム・機材購入費及び活動費にありがたく使わせて頂きたいと思います。フィルムと日本の精巧技術の保持に貢献出来ると考えられる事には積極的に投資して行きたいと考えます。