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エフェクター談義Vol.8 (水谷)

こんばんは。いつも20時に投稿しています火曜日の水谷です。

今までボリューミーなものが多かったので、今回は脱線なしで短く読みやすくを目標に書こうと思います。



本音は5月病が遅れて来ているだけです。



前回、前々回に続きEquipboardからのエフェクター紹介をしていきます。3回目にして思ったのが、意外とアーティスト選びに困るというところなんですね。

というのも自分がアーティスト(ギタリスト)として好きな人たちはもうアンプやギターで完成していて、調べてもあんまりエフェクターが出てこないんです。

ついにはエフェクターからアーティストを逆検索するという荒技を使いかけましたが、思いとどまって純粋に興味のあるアーティストをピックアップしました。


今回紹介するアーティストはBen Gibbardです。

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下段真ん中のイケオジです。Death cab for cutieという老舗インディーロックバンドのフロントマンをしています。超有名ですね。日本だとデスキャブってよく言われています。

ボーカリストって外見通りの歌声を出す人と外見とは真逆の歌声を出す人がいますよね。この人はゴリゴリ前者です。後者の方がインパクトがあるので注目されがちですが、飽きられやすいっていう欠点もあると思ってます。個人的にはBen Gibbardのような外見通りタイプの方がどちらかというと好みです。一概には言えませんが。


私は8thアルバム「Kintsugi」から入った変わり者で、一番聴いたアルバムもこれです。全部のアルバムを知ってるわけではないのでガチファンには磔にされるでしょう。Kintsugiからの個人的に一番好きな曲を貼っておきます。

Good Help (Is So Hard to Find)

他のアルバムを聴けば聴くほどこの曲はデスキャブっぽくないので、にわかの私でも知っている有名曲も貼っておきます。

Transatlanticism

最高。


さて、エフェクターを見ていきましょう。

ライブを見ているとエレキギターはテレキャスター、ムスタングなどシングルコイルのギターを多く使っている印象があるので、そういった方に参考になれば良いなと考えています。


1.ZVex Vexter Series VSD Super Duper 2-in-1 Boost Pedal


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1つ目は、またまたZVEXからです。ふと気になったのですが、エフェクターを紹介するサイトによって、メーカー名がジーベックスとゼベックスで呼び方が分かれているんです。私はジーベックス派なのですが、もし知っている人がいたら教えてください。

はい、脱線してしまいました。このエフェクターは、同メーカーであるクリーンブースターの名機「Super Hard On Boost」を2つ内蔵しているエフェクターです。まずはSuper Hard On Boostを聴いてみましょう。

結構えぐいですねこれ。動画なので少しわかりにくいと思うんですけど、多分直で聴いたらめちゃくちゃ音量あがってると思います。私が持っていた同メーカーのBox of Rockもそうだったのですが、やっぱり低音が持ち上がる印象がありますね。

それではSuper Duper 2-in-1を聴いてみましょう。

やっぱりえぐいですね。破天荒エフェクターと名付けましょう。全部のツマミをフルテンにしたシーンで常にハウリングしてるのは笑ってしまいました。

個人的にはこれはもはやクリーンブースターではないかなとは思いますけど、調整次第ではどのギターにも使えそうですし、何よりアンサンブルの圧を出すシーンではかなり有用なエフェクターになると思います。


2. EarthQuaker Devices Dispatch Master

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2つ目は、アメリカ発Earthquaker Devicesからのデジタルディレイ/リバーブです。このメーカー、デザインがかなり良くて高ポイントなんですけど、あまり機種を知らなかったので今まで紹介する機会がありませんでした。

紹介する機会を与えてくれたBen Gibbardに感謝。

有名なところで言うとODのPalisadesとかがあると思います。何度も言いますがやっぱりデザインが印象的ですね。

公式の動画です。素晴らしいですね。解説も丁寧ですし、録り音がプロフェッショナルです。

音はしっかりハイファイですね。動画内でもハイファイって言ってるのも頷けます。リバーブはシンプルなホールリバーブとなっていますね。個人的にはディレイとリバーブ、どちらも使用することで真価を発揮するエフェクターかなと印象を受けました。

このエフェクターの魅力は簡易な操作感で、かつコンパクトにまとまっているこの機械1つで、あのクオリティの空間が生み出せることにあると思っています。ディレイのみで凝りたい、リバーブのみで凝りたいという方には必要ないかもしれませんが、ディレイ×リバーブの浮いている感じの音色を出したい方にはおすすめのエフェクターですね。価格も空間系のなかでは良心的です。

3.MXR M134 Stereo Chorus

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最後はMXRからのアナログコーラスになります。これは名機と名高い1970年代の同メーカーのコーラス(名前はわかりませんでした)をアップデートしたものという情報がありました。MXRってそんな歴史深かったんですね、、勉強不足です。

個人的には、MXRのコーラスであれば水色のM234のアナログコーラスがイメージとしては先に来ていて、あまり見ないエフェクターだったので紹介をしました。まずは聴いてみましょう。

良いですね。シンプルに好みの音です。水色のM234は使用したことがあって、思ったよりかけ具合の幅が狭かった記憶があります。こっちの方がアナログコーラス感があるかなと思います。

一応比較動画もあったので紹介します。

こればっかりは実際に弾いてみないと何とも言えないですね......


音色はどちらもさすがMXRといったところでしょうか。彼らのエフェクターはとにかく外れがない。また、ステレオコーラスと名付けられている通り、ステレオ出力にすることで真価を発揮するエフェクターでしょう。私はほとんどステレオ出力でコーラスを踏んだことがないので、次に試すときはこれを使用してみたいですね。


あとがき

いかがでしたでしょうか。今回はあまり奇をてらわず、シンプルなエフェクターを紹介したつもりです。余談ですが、Ben GibbardもZVEXのBox of Rockを使用していて、少しだけテンションが上がりました。でも自分は既に手放しているので少しだけテンションが下がりました。結果フラットです。

冒頭で短く読みやすくを目標に掲げましたが、結果あまり変わらないボリュームになってしまい今自分を殴打しています。

.......精進します。


最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

水谷

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