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JFCミニッツコラム(15)【115人】

各地で桜が満開です。しかし、今年はお花見の自粛・禁止が多く、せめて満開の様子を撮影したいと思う人もいるでしょう。ですが気をつけてください。警察庁のまとめ(3月26日)によると、2019年に禁止区域でドローンを無許可で飛行させたなどとして、全国の警察が航空法違反で検挙した人数は115人、2018年より31人増えたとのことでした。検挙数は111件で、動機は記念撮影が54件(49%)、操縦の練習が34件(31%)でした。そして検挙された中には外国人も51人いました。訪日客が法律を知らないまま気軽に飛ばすケースもあったとのこと。

今や映画・映像作品の撮影に欠かせず、クレーンの代わりなどでも活用されるドローン。JFCは昨年度に各地でドローン撮影講習を10回行いました。と言うのも近年、FCへの撮影相談にドローン撮影も多く、海外から持ち込まれるドローンによる撮影、県境をまたぐ撮影、そして法改正などで、私たちも判断が分からない事例が増えています。

街中では飛ばしにくいドローンですが、飛ばせる場所としてPRしている町の一つが愛媛県伊方町です。2018年から「佐田岬ワンダーコンペティション」という映像コンテストを催し、ドローン撮影された作品も多く集まっています。また農業や物流の分野でも成果は出ており、今後もドローンの活用(撮影)は増え続けるでしょう。しかし、ルールあっての活用です。上手に活用して欲しいと切に願います。

ジャパン・フィルムコミッション

https://www.japanfc.org/


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