0、受験可能か知る【公認心理師試験の受験体験記】

 公認心理師資格のことを知ったのは2019年の初めでした。放送大学のオンライン講義のレポート提出などをしていると、「公認心理師」の文字がふと目に入ったのです。もしやと思い、山上の母校のサイトを確認すると、卒業生へのアナウンスが載っていました。(ちなみに私は学生の時の母校と、社会人になってから在籍している放送大学、2つの母校があるので、前者を「山上の母校」、後者を「坂の上の母校」と呼んでいます。)それによれば、何やらDルートというもので受験できそうな感じです。修士課程で当時の「障害児心理」を専修したものの、(自分の中ではその学びは活用できていると思いますが)社会的にはあまり前面に出して効果的に使う機会がありませんでした。ついに心理分野の資格が取れるかも知れないと思いました。読み替えられる単位が足りているか、受験できるか分かりませんでしたが、とにかく指示の通り母校に問い合わせをしました。
 その結果、公認心理師のDルート受験は、単位があと1科目分不足していると判明しました。私は心理分野の資格に関しては、それまで「あとちょっとで受験不可」という経験ばかりしてきたので、諦めることに慣れているような状況でした。心理分野に限らず、大学に在籍中にカリキュラムが変更になったことで、教員免許の方も文科省に確認してやっと大丈夫だと分かったりとか、タイミングの悪いことばかりだったのです。今回、公認心理師に関しても、母校の教務課の人が念のため新カリキュラムでも旧カリキュラムでも調べてくれて、日本心理研修センターにまで電話してくれたようで、本当にありがたいなあと思いました。その結果を郵送する前にまず直接電話してきてくれたのもありがたかったです。でも、やっぱりまた受験できないと知ってがっかりでした。
 ところが、2019年の秋にリハ協大会で盛岡に行った時、複数の人に公認心理師試験をGルートで受験できる可能性を指摘してもらいました。本当にありがたい限りでした。その後もいろいろとアドバイスをいただき、現任者講習の申し込みに間に合いました。
現任者講習会の感想はこちら
 そして無事、現任者講習会も受講でき、第3回公認心理師試験を受験することになりました。 

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