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花を飾る生活に憧れた私の顛末

花を飾る生活とはいいものだ。

と言っても、私も以前は花を飾るという洒落たことは
ほぼほぼしたことがなく

花を飾る機会といえば、夫と喧嘩した時
夫が詫びの花を買ってきれくれたのみだけだった。

しかし先日、和室に小さな机を置いたことから
私の価値観は変わることになる。

まだ幼い息子を見ながら刺繍ができるよう
折り畳み机を我が家のキッズスペースでもある和室に置くことにした。

すると、なんだか少し机の上が寂しい気がして
母の買い物について花屋に行った際
私もガーベラとマーガレットを購入してみた。

花瓶と言っていいのかわからない
ダイソーで購入したグラスに花を活け机の上に飾ってみると

あら不思議!
なんだか、花の周りの空間だけ違って見える。

フェイクグリーンではだせない、なんだか生きた空間というものがそこにあった。
花の周りだけ浄化されている気がするのだ。

「花を飾るって・・・なんかイイ・・・!」

感動した私は、花をできるだけ絶やさず
家の中に飾ることにした。

そして夫の休日に、家族3人で
徒歩20分ほどの所にある商店街の花屋に
部屋に飾るようの花を買いに行くことにした。

休日に家族で花を買いに行くなんて
なんてこじゃれているんだろう。

花屋で花を購入した帰りに
同じ商店街にあるコロッケ屋さんに寄って
お弁当を買い

近所の公園で食べてから帰ってきた。

花を買い、緑あふれる公園でお弁当を食べる・・・

凄く素敵な休日だった。
夫もとても満足そうだ。

春とはいえ暑い日だったので、帰ってきてすぐに
花を活けるために

キッチンで、花をくるりと巻いた新聞紙を取った時だった。

「あ!!」

私は驚愕した。

イエローが鮮やかでかわいいと思って買った花・・・・・

よく葉を見ると、菊だった!

花だけ見ているとわからなかったけど
葉が明らかに「アイアム菊!」と主張している形をしている。

菊ならではの葉の形

いや、菊もとても素敵な花だ。
実際、たくさん並んでいる花達の中から、かわいいと思って買ったから。

しかし、どうしても菊といえば
仏花を想像してしまう・・・・。

「どうしよ、これ菊やわ」

夫に相談すると、夫はしれっと こう言った。

夫:「多分、この花が並んでいた所は仏花ばっかりやったんじゃないかな

え????

そうなの????

確かに仏花があるなとは思ってたけど
全部仏花のゾーンだったの?

夫:「でも、そこを(私が)楽しそうに見てたから、まぁいいかなって」

優しい夫だ・・・。
いつも私のすることに口をださず、見守ってくれている。

でも今回は正直言うと、教えてほしかったかな!(笑)

花を飾る楽しさに気付いても
花の知識がなさすぎたと、
一人キッチンで菊を見つめていたら

夫がやってきて

夫:「いやぁ、でもそれ菊かぁ。ガーベラかと思った

ガーベラ!?
ツッコミどころが色々あるけど、私も人のことは言えない。

我々に花を飾る資格はないのかもしれない・・・・

追記
この記事を書いた後に調べてみたら、ガーベラも菊科だったことがわかった....
菊の範囲が広すぎて、もはやなんでも菊科に思えてしまう...

日本ではあまり縁起のいいイメージではない菊だけど
それは日本特有のものであって
海外では部屋に飾る用としても、とても人気のある花のよう。

私ももちろん飾りました。
インテリアとしてしれっと馴染んでくれ、菊よ。

ほんのり仏花の雰囲気がかもしだされているのは否めない

そして果敢にもテーブルにも飾っていくのだった。

ハチミツが入っていた小瓶にいけました

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