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「フィーカとラゴム」誕生秘話<その1>

今回は、「フィーカとラゴム」誕生のきっかけについてご紹介します。

そもそもの始まりは、「コロナ禍の中、何か新しいことをやってみようか」というmariの思いつきで、それが今までやってみたことのない動画の制作だったのでした。

自分たちの中で「楽しみながらできること」って何だろう?
誰かにとって、少しでも「あったらいいもの」って何だろう?

そこで思いついたのが「眠れない大人のための朗読」でした。

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実は、読み手であるmariの声は低く、「聴いていると眠くなる声」と人から言われることがよくありました。
また、いつ終わるともわからないコロナ禍の中で、眠れない夜を過ごしている人も多いのではないかと思ったのです。

それに、私たちは、どちらともなく架空のキャラクターをイメージし、自由に対話させながら物語を発展させていくことを、日頃から面白がってやっていたのです。

「じゃあ、何らかのキャラクターを立てて、彼らに動いてもらうのが面白いんじゃない?」ということになりました。

このとき、決まった設定はたったこれだけ。

(1)登場人物は、一緒に暮らしている男の子と女の子(人間なのか妖精なのかも全く決まっていませんでした)

(2)本が好きな女の子が読み聞かせ、お話を読んでもらうのが大好きな男の子がそれに反応する


そこから、どんなキャラクターにするのかをプロジェクトメンバーで考えたのでした(当初はmari、eijiと、もう一人のメンバーがいました)。

まずはアイデア出し。百均で買ったお絵描き帳に、各自がキャラのスケッチを描いてみることにしました。

でも、このプロジェクトの発案者であるmari自身は、手先が不器用で絵を描くことも得意ではないので(笑)、そちらの公開はご勘弁を。
では、eijiが考えたキャラクターのビジュアルイメージをご紹介しましょう。

eijiが当初の設定からイメージしたスケッチはこちら!

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妖精のようなイメージを描いたものの、「ちょっと違うよね」と。
(意図せずして、「銀河鉄道の夜」の文庫の表紙を描いた、ますむらひろしさんの画風に近いんですよね。笑)


そこで、キャラクターを動物にして描いてみたわけです。

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すると、手前にいるクマちゃんが好評で、
「目が離れ気味なところと、なで肩のフォルムが可愛い!」となりました。

それならと、キャラクターをクマにすることにして、
もう少しブラッシュアップ!!

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ね? なんとな〜く、今のラゴムのキャラができてきているでしょ?
このとき、フィーカはまだうさぎではなくて、クマの女の子の設定。

このフィーカちゃん、「ほんわかしていない」ところにご注目!

これまでアップしてきた動画を見ていただいた方には、
うさぎのフィーカがただの優しい女の子ではないことは伝わっているかもしれません。(今現在のフィーカのキャラクターは、「リアリズムから目を逸らさない」「ちょっぴり皮肉屋」などの要素を、実は根底に持たせているんですよ)

そういう意味では、フィーカちゃん、この時点からすでにパンクな雰囲気を醸し出していたんですね(笑)。

一方、ラゴムのキャラクターは「おとぼけ」「お間抜け」「素直」「純粋」「単純」。その雰囲気も、なんとな〜く出ていますよね!

このイラストから、今のフィーカとラゴムが生まれることになりました。

さあ、ここからさらにどうなっていくんでしょう?

フィーカとラゴムが実体となっていくまでの
「人形制作」秘話は、また次回にお伝えしますのでお楽しみに!!


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