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宮古、八重山、与那国、奄美の人は「うちなーんちゅ(おきなわ人)」ではありません。#10

御総様(ぐすーよー。皆様)この新聞記事は2013年のものです。

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世界若者ウチナーンチュ大会に招かれ講演した時に琉球新報からのインタビューに答えたものです。

内容については私の意見は変わっていませんが、文中にある「沖縄」は「琉球」に改めるべきで、2013年当時はそこまで考えが及んでいませんでした。申し訳ないです。

なぜ申し訳ないのかと言いますと「世界若者ウチナーンチュ大会」の名称がかなり問題だと気づいたからです。

その理由を述べます。

上記大会は「世界のウチナーンチュ大会」の影響で始まったイベントです。

琉球諸島にはユネスコに準拠すれば6つの言語があります。

奄美語、国頭語、おきなわ語、宮古語、八重山語、与那国語です。

つまり、奄美人、(国頭人とはあまり言わないのでこれは保留にします)そしておきなわ人、宮古人、八重山人、与那国人が琉球諸島で暮らしています。

当り前ですが、奄美人も宮古人も八重山人も与那国人もおきなわ人ではありません。

うちなーぐちでは

奄美人を「奄美ん人(ちゅ)」

宮古人を「なーくん人(ちゅ)」

八重山人を「ゑーまん人(ちゅ)」

与那国人を「ゆなぐにん人(ちゅ)」といいます。

ここでカン違いされるのが、

「先島の人達は沖縄の人じゃないの?」

という一般の意見です。

この一般の人の口から出てきそうな疑問ですが、言葉の使い方や考え方がそもそも差別的なので、それも指摘しておきます。

まず、宮古、八重山、与那国を今までは「先島」と呼んできました。

しかしながら、上記3つの島には世界の機関も認める独立言語が存在するのです。

独立言語が存在するというのは国として独立できるということです。

つまり上記3つの島々の人が独立しようと本気で思えば独立できます。

例えばフランスの南にモナコ公国という国があります。

F1グランプリなどで有名なので知っている方も多いと思いますが、人口は3万8千人で、宮古島や石垣島などよりも少ないです。

国防はフランスにより領土防衛を約束されているので軍隊は持ちません。

面積も宮古島より、また石垣島より、さらに与那国島よりも小さいのです。

はい、世界には宮古島や石垣島、そして与那国島よりも面積が小さい、さらに人口も少ないという国はたくさんあります。

ここで分かって欲しいのが、世界の常識では、宮古、八重山、与那国は独立言語を有し、独自の文化圏を持つので、島々の人が望めば独立国になれるということです。

それを「先島」だとか「離島」などと呼ぶことは差別することに繋がるとは思いませんか?

じゃあ何と呼べば良いのか?

「南琉球」、もしくは「宮古」「八重山」「与那国」などの島名で呼ぶことです。

ですから「離島フェア」とかって良く開かれていますよね?

これは良くない名称です。

離島フェアではなく「琉球諸島フェア」とすれば何の問題もないでしょう。

さらに、南琉球の島々限定ならば「南琉球諸島フェア」とすれば良いでしょう。

宮古も八重山も与那国も独立言語を有する地域なのに、「沖縄じゃないの?」と聞くこと自体、おきなわ島の属島、離島、人口が少ない過疎地域というような差別的な意識が根底にある質問だといえるのです。

けれども「沖縄じゃないの?」という意味は「沖縄県ではないの?」という意味で使っている方がほとんどだと思います。

そういう意味で聞いているということも私は十分理解しています。

しかしながら、繰り返しますが、「宮古、八重山、与那国は沖縄だよね?」と聞くことは、独立言語を有し、独自の文化を持つ「宮古」「八重山」「与那国」の方々に失礼です。

私が言いたいのは「宮古」「八重山」「与那国」は沖縄県ではありますが「沖縄」ではないのです。

「沖縄」に「県」を付けるか付けないかで相当意味あいが変わってきます。

例えば、スコットランド人やウェールズ人、また北アイルランド人に「Are you from England?(あなたはイングランドから来ましたか?)」と聞けば皆「No!」と答えるでしょう。

しかし「Are you from UK?(あなたはUKから来ましたか?)」といえば「Yes」と答えるでしょう。

つまり「England」は「おきなわ」と同じで、「UK」は「沖縄県」と同じだと考えて貰えれば分かりやすいと思います。

もっと簡単に言えば栃木県の人に「佐賀の人ですか?」と聞くようなものです。

はい、以上の説明をまとめて考えて頂ければ「世界のウチナーンチュ大会」という名称では、奄美、宮古、八重山、与那国の人は含めないことになります。

海外に移住した琉球人の人口比率は圧倒的にうちなーんちゅ(おきなわ人)が多いですが、その他の琉球諸島の地域の方も少ないですがいらっしゃいます。

それなのに「世界のウチナーンチュ大会」という名称だと、奄美、宮古、八重山、与那国の方々は省くことになり失礼だと思いませんか?

こういう指摘を私は全く聞いたことがありませんが、多様性だとか、平等ということを考えるのであれば、特にうちなーんちゅの皆さんはこの偏った「ウチナーンチュ大会」という名称は改めるべきです。

それならば何という呼称が良いのか?

私からの提案は「世界の琉球人大会」!

これで何の問題もないです。

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琉球復国活動家。 沖縄大学地域研究所 特別研究員。 元沖縄キリスト教学院大学・沖国大うちなーぐち講師。 2017~22年日本全国の高校一年生対象の英語教科書『Power On』に光龍活動が掲載中! 講義・取材依頼はfijabyron@gmail.com
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