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よろめき倒れる者へ〜イザヤ書3章1−15節より

ユダヤは王国になりました。周辺諸国と同等になりたくて、王制を受け入れました。しかし、二世代目にはすでに破綻したのです(早)。王制度は世襲が基本です。すぐに王位継承の大問題が生じました。三世代目では南北の地域にそれぞれの王が立てられました。

南王国には、外国の技法と建築材を取り入れ荘厳な神殿がありました。神殿を象徴として、「我こそ正当な王権を継いでいる」と威張ります。一方で北側では「正義を貫いた」との自負がありました。

こんなふうに内輪揉め状態にあるだけではありません。隣国は地理的好条件であるイスラエル、ユダを狙いました。このような政治状況の中、

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