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創世記9章18節ー19節を読む
教案使用で礼拝のメッセージをしていくと、同日に結構たくさんの人々が同じ箇所で話しており、日曜日の夕方以降は、時すでに遅しながらも多々、バリエーションに富んだメッセージに耳を傾けております。そんな中、この聖書の箇所は一体どういう展開になるのだろうか?とちょっと怖い気もしながら日曜日の夜を楽しみに待っています。で、他の人のことはともかくとして、私はどうかというと、喉がキュキュッと締まってしまう感じもしますが、2014年にアフリカへ行ってから今回の聖書の箇所についてはずっとずっと心の中に深く突き刺さっていたところです。
箱舟から出たノアの息子は、セム、ハム、ヤフェトであった。ハムはカナンの父である。この三人がノアの息子で、全世界の人々は彼らから出て広がったのである。さて、ノアは農夫となり、ぶどう畑を作った。あるとき、ノアはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。カナンの父ハムは、自分の父の裸を見て、外にいた二人の兄弟に告げた。セムとヤフェトは着物を取って自分たちの肩に掛け、後ろ向きに歩いて行き、父の裸を覆った。二人は顔を背けたままで、父の裸を見なかった。 ノアは酔いからさめると、末の息子がしたことを知り、こう言った。「カナンは呪われよ/奴隷の奴隷となり、兄たちに仕えよ。」また言った。「セムの神、主をたたえよ。カナンはセムの奴隷となれ。神がヤフェトの土地を広げ(ヤフェト)/セムの天幕に住まわせ/カナンはその奴隷となれ。」ノアは、洪水の後三百五十年生きた。ノアは九百五十歳になって、死んだ。
舟から地上へと降り立ったノアとその子どもたちについての記録です。語り手は冒頭、ノアの息子たちが全世界の祖であると説明します。ハムが父の裸を見、セム、ヤフェトは見なかった話を読み解くヒントです。今に至るまで世界各地で絶えることなく脈々と続く根深いレイシズム(人種主義)について考えよというヒントです。ノアは箱舟の出来事の後、
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