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神についての噂話

聖書にはかなり笑えるところがある

創世記を仲間と読むサークルを続けているが、そのサークル内の話は外には出さない約束。一方、この間、その場に身を置くために私が個人的に考え練っていたことの一つが、実は創世記は神についての噂話で満ちているということだ。神について噂話をするなんてけしからんと思われる方もいるだろうが、キリスト教会に関わる人びとが普段から繰り出す話は、どれもが本来は神についての噂話に過ぎないのではないかと思っている。噂話を否定的に捉える人たちは、証拠に基づき、事実、真実、と騒ぐが、30年前に大学神学部で聞かされていた話はすっかり塗り替え、読み直し、たたき直すものになっている。その時に聞いていたことも噂話の一つだったと思ったら案外気が楽になる。噂話が更新されるのを追いかける楽しみも出てくる。とにかく、楽しむことを罪だと考えてしまいがちな、保守的なキリスト教のモチベーションにはそぐわないかもしれないが、聖書はかなり笑えることが含まれている書物だというのが、私が今思うところだ。ツッコミどころ満載、やめられない、止まらない、だから、こんな生きづらい不安定でリスクの高い場所に、まだ居座っているのかもしれない。時に、失笑もあり、笑って終わらすことができないこともあるのでそれもまた居座りの動機である。

創世記3章の冒頭部分ストーリーラインへの疑い

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