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日本立ち技格闘技の未来 RISE編 〜天心武尊が去って〜

さて、今回は上記の記事のRISE編。THE MATCH2022以降に行われたRISEの大きな大会のこと、天心がいなくなった後のRISEなどを語っていきたい。
なお、格闘技の入り口がK1であった私。RISE選手の知識も足らない部分があるはずなので悪しからず。

THE MATCH2022後のRISE  〜RISE最強〜

拮抗した判定を制してTHE MATCH2022を勝ち越した印象のRISE。
〝K-1vs RISE〟という2団体だけの対抗戦であった方が団体のプライド、威信がより懸かったリアルなナマモノが見せれたというのが私の考えでもあるが、どちらかの団体が明らかに落ちてしまうというリスクマネジメント故の試合ラインナップだったとも考えられる。
RISEで他に出場が考えらる選手としては、大﨑兄弟、チャンピョン•リー、直樹、中野椋太などが挙げられるのか。

THE MATCH2022でのRISEの印象はこれくらいにして、すでにRISEのビッグイベントとしてRISE_WSが8月に大阪で行われている。
また、RISEでもスローガン〝最強RISE〟を掲げられている。RISEが最強かは置いておいて、RISE運営が連れてくる外国人選手の実力、実績のガチ感にはいつも脱帽するところで、最強を追い求めているのが伝わるマッチメイクが多い印象。

RISEはK-1と違い、ナンバーシリーズとワールドシリーズという名で大会の差別化をしており、ワールドシリーズがビッグイベントというイメージだ。最近ではVOAなどの地方大会や女子大会RISE GIRLS POWERなども開催されているが、そこは今回一旦おいておいて。

ということで、8月のワールドシリーズとその他ナンバーシリーズで印象に残っている試合をピックアップして見ていこう。

RISE WORLD SERIES OSAKA 2022

8月21日(日)に開催されたRISE_WS。
鈴木真彦と海人のTHE MATCH2022からの凱旋試合、そして目玉はなんと言っても原口健飛vsペットパノムルン•キャットムーカオのRISEの世界タイトルを懸けた再戦だ。

RISEの知識が豊富とは言えない私でさえRISEの主力選手が多く出場し楽しみな大会であったが、8月21日は私自身プライベートでアマチュア大会に出場していたため生中継観戦は叶わず。その後、結果を見てAbemaTVにて大会を部分部分見ただけであるのでそこまで感想が残っていない。

まず、メインの原口。
判定に対する不満爆発ということでドロドロの微妙な試合だったのかなと勝手に解釈しているが、飛び膝をクリーンヒットさせているシーンだけTwitterか何かで拝見。それ以外の展開だったりはどうだったのか。まぁ負け判定を受けた側が不服を口にしている試合は総じてあまり気にならないので見ていない。

鈴木真彦、海人も苦戦を強いられ判定決着だったと結果を知っていたので部分部分でしか見ていないが、今後この両者をどのようにRISEがプロモーションしていくのか密かに楽しみにしている。

そんな中、この大会では大﨑一貴、山田洸誓、チャド•コリンズのKOが強いインパクトを残したということだった。大﨑は10月15日に風音とタイトルマッチ、チャドも同日に直樹と対戦、山田は12月25日の試合を最後に引退が発表されている。

山田が選手として割と好きであった私としては引退してほしくないところだが、なんだかんだ今年の残りのワールドシリーズ2大会は楽しみである。

RISE ナンバーシリーズ

THE MATCH2022後のナンバーシリーズは既に3大会が終了している。その中で私の記憶にある試合、というか選手を挙げていきたい。

まず、花岡竜。
RISEスーパーフライ級は層が厚い印象がある中で、また実力者が参戦し激戦階級となった訳だが、滉大と政所仁に勝利しRISEでも実力を証明した。
この花岡のRISE参戦の他に、結果ノーコンテストとなってしまったものの安本晴翔のRISE参戦と、RISEに実力者が集まってきたという感じか。

海外勢ではチャンピョン•リー。
コロナ禍で来日が難しかったここ数年。そんな中、一馬が暫定王者になっていたが、今年やっと来日可能となったチャンピョン。その1発目の試合がいきなりタイトルマッチと厳しいマッチメイクかと思いきや蓋を開けるとチャンピョンの圧勝。正規王者と暫定王者の差を感じる一戦となった。そんなチャンピョンだが、10月15日に中村寛と対戦予定。日韓剛腕対決という名に相応しい殴り合いを素直に見てみたいと思う一戦で楽しみである。

女子では、寺山日葵が引退しRISE女子の顔は誰になるのかというところでAkariがタイトル奪取に失敗。RISE女子の今後の展開がどうなるのかと思った記憶がある。

那須川天心が去った後のRISE

〝RISE=那須川天心〟という印象がいい意味でも悪い意味でもあるRISE。K-1が武尊を失うよりも痛いだろう。
絶対的シンボルが居なくなった後のRISEの中心になるのは誰なのか。どのようなストーリーをそれぞれの選手にのせていくのかがRISEにとっては鍵となるだろう。

また、現在世界的に最も大きいであろうヨーロッパのキックボクシング団体〝GLORY〟と提携したRISE。GLORYの猛者たちにRISEの選手がどう牙を向くのか。RISEがどこまで最強を追い求め続けるのかが楽しみである。

残念なのはGLORYには軽量級がなく、最も軽い階級でフェザー級(-65kg)。実力者の多いスーパーフライ級などの層がGLORYと絡むところが見たいが、GLORYの軽量級の階級設置はあるのか。

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