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人生に寄り添う隠れた名曲。Bank Band「Message-メッセージ-」

【Bank Band歌詞の世界】

どうも、千駄ヶ谷コヒ夫@がん共存8年 です。

【歌詞の世界】は、僕の大好きな曲の歌詞をただひたすら紹介する、
感想や分析、連想したことなどを交えて紹介する、
ただただ紹介するだけの企画です。(笑)

今日は、僕が大好きな、でも実はあんまり知られていない(と思う)曲の歌詞を。

人生の進み方にふと迷ったとき、これまで重ねてきた時間を優しく肯定してくれるような、人生に寄り添う名曲です。

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Bank Band with Salyu 「Message-メッセージ-」
作詞 櫻井和寿 / いしわたり淳治
作曲 小林武史 / 蔦谷好位置

歌詞(特に2番〜大サビ)

教室の隅 貼り出された 子供の頃の夢には
職業の種類だけが並んでた
でも本当は自分を ちゃんと愛せる自分に
なることが何よりも大事だった

いきなりですが、ほんっっっとそう
子どものころから目指すべきものって、本当は職業じゃない。
いや、職業を目指したっていいんだけど、
「自分をちゃんと愛せる自分」であること、
僕の言葉で言い換えてしまうと、自分で自分を認めてあげられること、が、すごく大切なんじゃないかと思う。
実はそれがすごく難しい。

誰かと比較したり 他人(ひと)の視線が気になったり
想い出だけが綺麗に見える 今の私だけど

ほんっっっとそう。(二回目)
僕自身、がん治療によって見た目のコンプレックスがあったり、
長いこと働けていない自分もやっぱりコンプレックスだったり。
自分でそんな自分を認めてあげられればいいのだけど、
まだ消化できていないところがある。

でも・・・。

もしかして性別とか人種とかの「違い」は
思いがけない可能性と
想像を超えた大きな意義を
そこに忍ばせたメッセージかも

サビ。
ほんっっっ(略)
いま、世界的にも、人種差別が取り組まなければいけない課題として
言われている最中だからこそ、さらに響きます。
違いは、多様性であり、パワーであり得ますよね。

個人的にも、がんであることをネガティブな「違い」として
捉えてしまっている部分があるのだけど、
他のひとが持っていないこと、経験は、もしかしたら可能性にもなるんじゃないかなって。
もしかしたら「思いがけない可能性」「想像を超えた大きな意義」を
「そこに忍ばせたメッセージ」かもしれない。
そう思って、自分のエネルギーを燃やして生きていかなきゃいけないな、と思います。

泣いたり笑ったりして 出来た皺(しわ)に愛を注げば
今日までどんな風に生きてきたかあなたに記す 心の地図

そしてこのCメロ。すごい歌詞です。
皺が、心の地図になるって。
泣いてても笑ってても、しかめっつらしてても、眉間にしわを寄せていても、それが表情に残っていく。「今日までどんな風に生きてきたかあなたに記す 心の地図」として。
重ねた年月を肯定してくれるようなことば。
そして、これからの人生を、できるだけ笑って過ごそうって思います。

「何かの暗示」だとか 「別の意味がある」とか
スケールの大きな嘘を 冷めた顔で馬鹿にしながら
どこかで信じて暮らしてる

「別の意味」がありますよ、絶対。
経験には絶対に意味がある、まだ見つけられていなくても。
僕も、自分の経験の意味はまだ見つけきれてはいないけど、そう信じたいです。

だけどもう一度 だからこそもう一度
望んでなれるものじゃなくても
まだ自分さえ知らないような
「幸せだよ」と真っ直ぐ言えるような
笑顔の自分になりたい

どんな状況にあっても、「幸せ」といえることは
ほんとうに強いことだと思います。
そんな自分でありたいと強く願います。

おわりに


イントロの優しいピアノの響き。
なんなら起床時のアラームに設定してもいいほど優しく、寄り添ってくれるメロディ。
他にも、Cメロのギターとか、大サビに向けて盛り上がるところの管楽器とか、好きなところはたくさんあるのですが、
今日はこのくらいにしときますね。(笑)

ぜひ聴いてください(リンクあり)

公式youtubeです。こちらからぜひ↓

読んで頂きありがとうございました!

ちなみにメインは、8年間のがん治療で感じたこと、学んだことなどを
書いていますので、そちらも読んでいただけたら幸いです。


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