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シーズン前半戦 選手Rating 救援投手編【F】
#5 救援投手
救援陣は春先好調だったものの、5月中旬以降田中正、河野の2枚看板が崩れたところから一気に苦しくなった印象。
良くも悪くも60から70点程度は出すことができる投手が多いため、支配的な存在が欲しい。
31 パトリック・マーフィー 【評価】C
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被本塁打は開幕4戦目に浴びた1本のみ。今季のファイターズの投手陣が被本塁打に苦しんでいる中で貴重な存在。
開幕からなかなか空振りを奪えず三振も増えなかったが、6月に入りWhiff%、K%ともに上昇。徐々にNPBに適応し、活躍し始めている。
もっとも、入団前の期待度としては先発ローテ3番手ほどだったため、リリーフであれば、球速を考えるともう少し支配的な投球を見たい。
開幕からなかなかコントロールが安定しない日がチラホラあるため、乱調の日を減らさなければ少なくともリリーフではなかなか序列が上がってこないだろう。
26 田中 正義 【評価】B
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クローザー2年目の今季は好スタートを切ったものの、投球全体の80%以上をストレートで押し切る投球を5月中盤以降、ストレート狙い撃ちで咎められるようになった。
ストレートだけで押し切れる相手と押し切れない相手をしっかりと見極めた上で、押しきれない相手にはスライダーとフォークでもカウントを取れればストレートも通るようになる。
これだけストレート偏重の投球でも被打率、WHIPはリーグトップの数字を叩き出しているため、スライダーとフォークの精度を高められれば、間違いなくもう一ランク上のクローザーになれるはずだ。
28 河野 竜生 【評価】B
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こちらも開幕から5月中旬まで被長打ゼロ、6月頭まで与四球ゼロと開幕から好スタートを切ったが、5月中旬以降対右打者での被本塁打が増え、成績が悪化。
被本塁打ももちろんだが、6月に入ってK%、BB%も大きく悪化している点が気になるところ。右打者に対するチェンジアップの精度を高めて、インコースにストレート、カッターを突っ込む以外の強力な選択肢を持ちたい。
投球自体の質としては、Whiff%(空振り奪取%)、Chase%(ボール球スイング%)をリーグトップクラスで維持しているだけに、工夫次第でまた結果がついてくるだろう。
22 杉浦 稔大 【評価】B
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6月頭にサンタナに本塁打を浴びるまでは失点ゼロを継続していたことからも分かるように、非常に安定した投球を続けている。
慎重に起用しているからか課題だったストレートの球速のムラも小さくなってきている。
ストレート、カッター、フォークの3球種はいずれも高いレベルにあり、右打者に対するフォーク、左打者に対するカッターの制球が安定すれば支配的な投球をできるだろう。
13 生田目 翼 【評価】B
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開幕から一度も登録抹消されることなく前半戦を走り切ったことがまず高評価。
ヒットを打たれ出すと球が中央に集まってきて止まらなくなることもあり、防御率やWHIPは見栄えが悪いが、与四球が少なく奪三振も比較的多く、球質的に被本塁打も少ないタイプなため、ifFIPの数字が良くまだまだ伸びしろがある。
12 矢澤 宏太 【評価】C
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5月頭からリリーフとして昇格を果たし、空振りを奪うことができるストレートでどんどん三振を取る圧巻の投球を見せていたが、6月に入ると、初めて一軍でリリーフとして回ることになったにもかかわらず、昇格からかなり高いペースで起用し続けたことによる疲労からか元々課題としていた高めへの抜けを修正することが出来ず、与四球が急増。置きにいったストレートも打たれるようになった。
5月のパフォーマンスは安定したメカニックを確立させれば大化けするポテンシャルがあることを示すには十分であったため、二軍での取り組みに期待したい。
67 山本 拓実 【評価】C
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春先はなかなか結果を残すことが出来ず登録抹消されたが、5月に再昇格を果たし、6月にはボール球を振らせることができており、好成績を収めている。
球種一つ一つのレベルは高いため、それぞれをどう使うか、どこまで繊細に投げ切れるかが過大だろう。右打者に対しても独特なシンカーで縦変化を活用したい。
42 アニュラス・ザバラ 【評価】C
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平均球速158キロ弱のストレートを中心にとにかく押し込む投球をすることができるのはリリーバーとして非常に魅力的。
昨年まで課題だった四球の多さは、未だに平均よりは多いがかなり改善されている。
右打者に対するスライダーはWhiff%(空振り奪取%)は54.5とストライクゾーンから曲がれば、ストレートとのコンビネーションで空振りを奪える決め球になる可能性がある。
63 北浦 竜次 【評価】D
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開幕から主にビハインド展開で登板。3,4月は抑えていたものの奪三振が少なく、5月に入り堤防が決壊してしまった。
ストレートで空振りを奪えないことが辛く、特に左打者に対しては全41スイングで空振りゼロ。60%近い投球割合を占めるストレートの質を磨きたい。
41 ブライアン・ロドリゲス 【評価】C
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今年で7年目だが、チーム事情に即して起用法をコロコロと変えられたことでなかなか実力を発揮できていない印象。
Whiff%が10%を下回り空振りを奪えないこと、クイックが苦手なことからして、僅差でのリリーフには適正がないだろう。