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ゲストハウス備忘録③学生集合! 『ゲストハウス ブラン』

前回の記事の通り、先日、福島に行ってきた
最近、"旅運"があまり良くないので期待していなかったのだが、「白河の関」と言うだけあった、楽しい出会いがあったので、書いておきたいと思う

"パリピ"ならぬ「ぱやぴ」との遭遇

時刻は、19時半

死にかけのスマホと、息も絶え絶えの胃袋を引き連れ、ようやく「白河駅」に降り立った

ところが、お目当ての「コミュニティカフェEMANON」も白河ラーメン屋も閉店ガラガラ

しぶしぶ、少し早めにチェックインしに宿に向かう

「学生さんは500円引きだから」

宿のお兄さんの言葉に、HPが少し回復する

「道中祭囃子が聞こえてきたのですが、祭りでもあるんですか?」と尋ねると

「近々みこしをかつぐ祭りがあって、かついだまま川渡るんだよ」とのこと

その時は「大阪・岸和田のだんじり並みに力入っとるやないかい!」と心の中でつっこんでいたが、後からダルマの置物や、ダルマ関連の祭りについての記事を目にして、祭りが福島の大事な文化なんだなーと知った

一通り宿の説明が終わり、「晩ご飯どうしようかなー、めんどいから待ち合わせので済ますか」と、三重県・多気町のイベントでもらった「玄米めん」とイオンのプライベートブランドの「素焼き大豆」でまぜそば(不味かった…)をつくって食べ始めた

その時、宿のお兄さんと1人の女子大生が入ってきた

それが、ぱやぴだった

お兄さんの団体にインターンとして来た彼女は、とりあえずパリピ並みの高さのテンションで話しかけてきた

インターン生との語らい


聞くと、インターン初日で終日オリエンテーションだったという
体力お化けなのか、睡眠不足でテンションハイなのか

このnoteを書いているのが、旅から1ヶ月なので会話の内容は忘れてきているが、「パヤピ 下北沢 おしゃれ」という単語だけは、強烈なインパクトをもって記憶に焼きつけられている
(たぶん、しばらく覚えてる自信ある)

ぱやぴと話していると、ぞくぞくと他の学生やら、お兄さんの団体の人やらが集まってきて私含めて5人で鍋パをするようになってた

「インターンがこんなに集まるのなかなかないよねー」

お兄さんの言葉を聞いて、「今回は旅運がよかったなぁ!旅の神ありがとう!」と心の中でガッツポーズ

鍋の席では、群馬・栃木の地元トークや、ゲストハウスから徒歩5分の高校生びいきの「コミュニティ・カフェEMANON」の話とか、お兄さんの団体にインターンしに来た経緯とかを11時頃まで話していた

特に興味を惹かれたのが、大学時代コロナ禍でオンライン授業になった時に、福島の浪江町や双葉町で活動していた方の話

その人は、山形出身で大学は栃木に出たらしいのだが、縁あって福島・浪江で活動する団体に行きつき、そこから宿のお兄さんの所にきて、現在も東北で活動してるとのこと

なんの活動してるのかは聞き逃してしまったのだが、地元や東北への愛が深いと思った

人口減少・過疎化が先行的に進んでいる地方では、「郷土愛」を育もうって言われるけど、若干「押しつけなんじゃないのか?」と感じずにはいられない…
私なら、大阪を好きになるようにっていうメッセージを込めた教育されても、跳ね除けてしまいそうだ

反面、今回出会ったインターン生たちは皆、地元の変化や活動に敏感で、「こういうところが好き/あんまり」ってのを持っていた(だれでも持ってるとは思うけど…)

この違いはなんなんだろうなと思わずにはいられない一夜だった

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