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6月は和菓子が熱い2 高島屋THE WAGASHI

2023年6月記

6月16日は嘉祥の日 
平安時代 疫病が流行った時に仁明天皇が厄除のために元号を嘉祥に改め、16個のお菓子やお餅を神前に供えたことから始まり江戸時代には「嘉祥菓子」の習慣になったと言われています。

さてさて今年も恒例の二子玉川高島屋の和菓子イベントへ
バイヤー畑さんのインスタをしっかりチェックしてターゲットを決めて行きました。必ず買うのは山形乃し梅本舗佐藤屋さんの「ソラノムコウ」この革新的な青い錦玉羹はこの時期の梅雨空を晴れやかに変えてくれます。今日はこれをカゴに入れた時にちょうどこの製作者である8代目がいらしたので

インスタフォローしてるんです。 どこでも自転車で行かれてすごい体力ですね

とお話ししてみたら、京都にいた時に公共交通機関が観光客だらけだったことから自転車に乗り始め、あちこちお菓子屋さんを巡ってインスパイアされたこと、それからは自転車でどこでも行くこと、彼のインスタを見ていた外国人は自転車に乗ってお菓子をケータリングしてくれる人だと思われたこと、ひとしきりお話を聞かせてくれて感激でした。
こんな風に全国の職人さんとの距離を縮めてくれたバイヤー畑さんは本当にすごいです。

催事場のイートインコーナーなどすでに長蛇の列!
私は買うものを決めて行ったので10分ほどレジに並んだだけで退散しましたが、高島屋のWAGASHIイベントは今年もワクワクする空気でいっぱいでした。

さて、この日もう一ヶ所向かったのは日枝神社。
バイヤー畑さんの文の中に日枝神社では6月16日にお菓子の奉納があることを見つけ、即検索!
即ヒット!まさに今日13時から山王嘉祥祭が行われると知り足早に向かいました。
ちょうど儀式の支度をした神官や巫女さんが入っていくところ。撮影は禁止でしたが、
奉納されたお菓子が積み上げられている祭壇、職人さんが目の前でお菓子を作って供える様子、キャいーんって始まる雅楽演奏、巫女さんの踊り、となんとも 
みーやーびー!
平安時代から続いている儀式と思うとまた感動しました。
儀式が終わるとお菓子がふるまわれ、お札と水ようかんをいただいていると、今度は本殿脇の小さな能舞台でお能が始まりました。 神社の境内にあるささやかな舞台に集まる人々。まさに昔の人もこんなふうに日常を楽しんでいたことがうかがえる世界でした。

人々の心の有り様を支えてきた「神様」という哲学
時代は巡っても人々が求める心は変わらないだろうと思います。
偶然出会った和菓子の縁
日本人とお菓子のつながりを思いながらこれからも美味しいお菓子と出会いたいと思います。

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