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鳥撮りおじさんにとり囲まれるの巻!


この写真の中に鳥がいます!見つけられますか?

今日は早めにウォーキングしながら鳥でも撮ろうか?と200mmレンズつけてとなりの駅の川まで歩く。
お馴染みになった白鷺や鴨、
今回はアゲハチョウのミーティング風景とか
天を仰ぐ亀とか、また楽しく生き物観察していたら、行く手にカメラにでっかいレンズつけて川の方を見ている人間のおじいさんに遭遇。
鳥撮りに来る人多いんだな。おじいさんのレンズは間違いなく400mm以上あるから常連さんか?
と通り過ぎたら、
「コチドリでしょ?まだですよ」
と声をかけられた。
?????さっぱりなに言ってるかわかんないので、戻って、なんですか?
と聞くと

「コチドリの巣があるでしょう。そこに」
そこ???なんのこっちゃ?
とりあえずコチドリ検索すると出て来た
これですか?
「そうそう、今卵をあっためてる、もうそろそろ生まれそうなんだけど、ほら、ちょうどここをまっすぐ見て、、
どう見ても石ころしか見えない川辺。おじいさんに促されるまま目を凝らして見てみたら
えーーーーー!見つけた!
まったく石と同化していてわからない!でもたしかに石ころに座り込んでる可愛い鳥
さらに、
「ここには卵が4つ。もうじき生まれるはずなんだけど、そしたら親鳥と雛を撮れる
あっちの大通りに出る手前にもありますよ、はじめは4ヶ所あったけど、大水とかにやられて今、2ヶ所」
そして、緑少ない住宅地だからこそ、石ころで巣を作るようになってカモフラージュしてることとか、天敵のこと、色々教えてくださった。
そのレンズは何百ミリなんですか?
「これは150-600」
600mmそうだよね。鳥撮るのならそのくらいはないと、!
まあ、私ほそこまでしないけど、たとえ200mmでもレンズつけて川っぺりを歩くと、仲間と見なされるらしい。でも、おかげでの初体験
「もう一ヶ所はね、ここからあの橋を渡って、大通りに行く途中」
そこまで詳しく言われたら行かないわけにも行かず、
そちらへ向かうと、こっちにもでっかいレンズを構えるおじいさんが、、、その目線の先に、、、
おー!見つけた!
数分前まで無かったスキルが鳥撮りおじいさんのおかげで少し備わった。
すると自転車で通りかかった人がそのおじいさんに
「生まれた?」
と聞くと
「いやまだだね」と話し始めた。みんな知ってるんだコチドリが卵あっためてること。
「こっちのお母さんは全然じっとしてないですぐ遊びに行っちゃうよ」

たしかにレンズを通して見ると、ぴょんぴょん跳ねてる。そしてしばらくするとまた巣におさまる。
この人たち、このコチドリ夫婦のこと熟知しとる!
さらにいつのまにかおばあちゃんも増えて
「まだでしょ?もうそろそろかと思うけど」
そして、またしても自転車のおじいさんが加わり
「生まれた??」

ひえーーーーーー!知らなかった!野鳥ファンてすごい
はじめに会ったおじいさんに
先日カワセミがいたので、撮れるかなぁと思って今日はカメラを持って来たんですけど、
と言ったら
「ああ、カワセミね。みんなカワセミから入るんですよ」
え!もしかしてビギナーの合言葉?
そこからこんなマニアになるんか!
鳥撮りの奥深さは計り知れない。でも、自然の素晴らしさと厳しさをこんなに身近に感じて、野鳥を見守るっていいね。

1時間で帰るはずが、おかげで午前中つぶれてしまった
プチ観光でした。

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