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嫌いじゃなくて、ほんとうは羨ましかった

怒りについての気づき、パート2
(パート1はこちら)


休職前、仕事の進め方が下手っぴな同僚の仕事を代わりに回していた。

当時パワハラ上司にブルンブルン振り回されていて
(正しくは自分から振り回されにいっていたのですが)

自分の余裕なんて皆無だったわたしは、
怒り狂っていた。


ただでさえ忙しいのに
なんで同僚の仕事までせなあかんのじゃ
💢


同僚と「●日までにここまで進めよう」と合意しても
この資料作るの忘れてました〜
取引先に報告するの忘れてました〜
そもそも合意したこと忘れてて〆切日何も進んでませんでした〜
なんてことが日常茶飯事で起こった。

最初は、同僚の対応に対してズコ〜っとか笑ってたけど、
だんだん笑えなくなってくる。

業務を手分けするとかじゃないw
とにかく細かく指示出しが必要で
タスクの洗い出しもすべてこちらが行って
対応漏れがないかこちらから逐一確認する。

完璧主義マインドだったわたしは
色んなマネジメント本を読んで
押したり引いたりいろんな手を使ったけどダメだった

同僚の「変わらない」という意思は固かったww


しかもこの同僚、わたしより職位が上だったw


こいつぅ〜〜っ
「〆切日忘れてましたあ」とか平気でいうのに
わたしより高い給料とボーナスをもらってるんか〜〜!!

と悔しさで何度か失神しそうになった(ほんとに)


上司にも何度か苦しさを訴えたけど
「う〜ん、あの子はねえ、変わらないよね〜w」
としか返ってこなかった。


わたしがタスク組んで体裁整えた資料を
同僚がみんなの前で報告したとき
「わたしがこの資料をいちから作りましたっ」と
アピールしていてその時は裏で泣いたw


同僚が大っ嫌いだった。


誰かとランチするときも、家に帰っても
何なら休みの日も
わざわざその同僚を思い出して怒っていたw


なんかピンクのふわふわした服着てくるだけで
イラッとするくらいには大嫌いだった。
(ごめんなさいw)



でもさあ。

いま離れてみて思うのは


わたし、羨ましかったんだよなあ。


わたしは
・失敗しちゃいけない
・頑張らなきゃいけない
・準備しなきゃいけない
・締切は守らなきゃいけない
っていうマインドだったから


わたしの価値観を全部ひっくり返して
それでも堂々と出勤して
居場所確保して
お給料もらってるあの子が

心から羨ましかったんだよなあ。



同僚の仕事も
別に「知ーらねっ」って放っておくこともできたのに

わたしが、
「上司からしっかりしてないと思われる」
と思いこんで、
自分のために同僚にちゃんと働いて欲しかったんだよなあ。


自分のために
人の仕事に勝手に首突っ込んで
思い通りにいかないことに怒ってたんだよなあww

同僚からすると
突然口出してきて
怒ったり優しくしてきたりして
「この人、なんなのかしら」って思ってただろうに
いつも
「ありがとうございます〜」って言ってたからすげぇなあw

そりゃあ「資料いちから自分で作った」くらい言うよ。


上司からすると
わたしは煽れば走るし
ついでに同僚分含めて勝手に全体の進捗管理してくれて
ラッキー♪くらいに思ってただろうなあw

人を動かすのが上手だなあw



過去、「このひと嫌い」と思ってた人を思い出すと
大体「羨ましい」に置き換えられる。


上司のことも大嫌いだった。


感情的に怒鳴るし
怒りのスイッチ意味不明だし
言うことコロコロ変わるし
偏った価値観をさも常識みたいに押し付けてくるし
説明が足りなさすぎるし


でもわたしは
「ビジネスシーンでは感情はフラットにすべき」
「怒っちゃいけない」
「言うことコロコロ変えない」
「相手の合意を確認する」
これが正解の世界で生きてたから


色んな人に反発されても
嫌われて(ることにさすがに気づいてただろうw)も

自分を貫く強さが羨ましかったんだよなあ




怒り狂ってたじぶん、おつかれさま。

ちょっと捉え方を変えるだけで
世界の見え方はガラッと変わります。


わたしは今度から
「羨ましいな」と思ったら
素直に あなたのそういうところ素敵です。って
言ってみようと思うw


いろんな生き方があっていいのだ

わたしもどう生きたっていいし
同僚も、上司も、どう生きたっていい。

責任取れるのは、じぶんの人生についてだけだ!

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