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「語学の天才まで1億光年」

「語学の天才まで1億光年」(高野秀行 集英社インターナショナル)

辺境ノンフィクション作家による、世界各国の語学学習体験記の本。語学の勉強のヒントがあるかと思って読み始めたが、型破りな内容でとにかく面白かった。そもそも勉強するテキストがない言語を学ぶために、言語が話せる人を見つけてマンツーマンで習ったり、テキストを自力でつくったり、RPGゲームを攻略するように語学を勉強して、必要がなくなったらあっさり忘れてしまうというのもすごかった。言語同士の類似性とか、かなり深い内容の話もあった。これを読むと、教材が十分あるのに、言語の習得に悩んでいるのが馬鹿らしくなってしまう。とにかく迫力があった。真似はできないけれど。

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