プラチナ・キャリアセンター

ネットでプラチナ・キャリアセンターというところを見つけた。つい数日前の6/18(火)にオープンしたとのこと。

プラチナ・キャリアセンター | 東京しごと財団

ホームページだけではよくわからなかったので、どんなところか行ってきた。港区虎ノ門の高層ビルの20階に行くと、入り口には胡蝶蘭の花があった。すごく新しくてきれいな施設だった。他に利用者はなく、施設の人がつきっきりで説明をして下さった。

要するに、都内在住又は在勤の50歳以上の人を対象に、副業・兼業など新たな形態での働き方を支援することを目的とした施設とのこと。施設に入ると受付と都の活動についてのパンフレット、副業・兼業のための書籍が展示されており、コワーキングスペースが広がっていた。高齢者を対象としているだけあって、奥には血圧測定の器具などもあった。社労士や弁理士などと相談するための相談室もあった。50歳以上の個人と、シニアを雇いたい企業とのマッチングを促すために、個人・企業のそれぞれを対象としたセミナー等を今後行っていくとのことである。企業側に対しても、副業・兼業が可能になるような就業規則を作っていくための支援などをするとのことであった。

丸の内の創業ステーションのことも話題に出してみたが、完全な起業ではなく、現在勤務中の企業に在職したまま、他の仕事もやってみるための後押しをするための施設とのことだった。平日は夜20時まで、また土曜も17時まで開いていて、企業で働いている人が利用しやすい開館時間になっている。

この施設を使うためには、まず個別相談の予約をして、副業・兼業に向けた相談をして、その上でこのコワーキングスペースが週2回まで無料で使えるようになるとのことだった。

シニアの就職活動はどんな風にやったらいいのか、改めて考えさせられた。若者の就職活動のように、会社のブースを回って職探しをするのであれば、以下のようなイベント的なものもあるが、何か違うのではないかとずっと思っていた。

セカンドキャリア発見！合同説明会

今回行ってきたプラチナ・キャリアセンターは、高級職安と言ったら怒られるだろうが、個別に相談して、登録して、会社とのマッチングをして、という流れのようである。時間がかかる作業だが、個人個人の経歴をきちんと把握して職探しをするとなると、このようなやり方になるのだろう。今後、どのようなセミナー等が開催されるのか、非常に興味深い。