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「SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること」

「SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること」(佐藤智 ディスカヴァー・トゥエンティワン)

教育ライターの著者による、中学受験塾の先生方からの家庭教育のアドバイスの本。一言で言えば「単に子どもに勉強をさせようとするのでなく好奇心を大切に」とか「親自身も好奇心を持って一緒に勉強を」という話である。参考になった。親も学ばなくては。

 そして、子どもに学びを楽しんでもらうには、お父さんお母さん自身が学びを楽しみ、新たな世界にときめくような日々をおくることがとても大切です。(7ページ)

 たとえば、文科省でも「学び=知識を増やすこと」とは定義していません。文科省は従来の勉強のイメージが強い「知識及び技能」だけでなく、「思考力、判断力、表現力など」と「学びに向かう力、人間性など」も子どもたちに必要な力だと定義しています。(29ページ)

 学び続けられる「頭のいい子」とは、具体的にどういった力のある子なのでしょうか。年間6000人以上が在籍するSAPIXで子どもたちと接し続けるSAPIX YOZEMI GROUP共同代表の高宮敏郎さんは、その土台となる力は大きく分けて次の3つだと語ります。
①「知りたい、わかりたい」という好奇心
②言われたことに対して「そうなのかな?」と、批判的に考える力
③自らを表現する力
 3つとも、何が正解かわからないこれからの時代を生きる子どもたちにこそ必要になる力です。(31-32ページ)

 子どもは忘れる生き物です。びっくりするくらい忘れます。
 そして大人になると、こんなにも子どもの頃に忘れていたこと自体を忘れてしまうんですよね。だから、親としては「昨日言ったばかりでしょう!」「もう何回も言っているじゃないの!」とイライラしてしまいます。
 でも、「子どもは忘れる生き物なのだ」と思っていれば、少しだけ気持ちがラクになりませんか? (46ページ)

 子どもは親の姿をみて育ちますから、「読書をさせたい」と思ったら、まず親が本を読むことが大切です。(71ページ)

 たとえば、外食した際にお財布を渡して子どもに支払いをまかせる機会を設けてみましょう。「いくらだと足りるかな?」「お釣りはいくらになりそう?」などと親子で話をしながら、支払いをします。(124ページ)

 しかし、加藤先生は「歴史と地理を分けてとらえる必要はない。私たちが、地理としてとらえていることは、歴史の新しい1ページになるのです」と言います。(165ページ)

 2つ前の項目(169ページ)では、散歩や旅行が社会科を身近に感じるために有効な手段だとお伝えしました。しかし、ただ「散歩や旅行に行けばいい」わけではありません。大切なのは、外にでた際の子どもの気づきを大事にして、親子で会話をすることです。(179ページ)

 子どもたちの視界は半径2メートル範囲とむこう2週間で成り立っていると、よく私はお伝えしています。(188ページ)

 親子の間柄では、とくに子どもは甘えるものです。「わかってくれる」という前提でコミュニケーションを取ります。それを、あえて「わかってあげない」ことで、子どもの表現力を鍛えてみましょう。(207ページ)

 何度かお話ししてきましたが、興味関心はすぐに育つものではないことを念頭に置いておきましょう。もしかしたら興味がでるタイミングがちょっとズレていただけかもしれません。(230-231ページ)

 「現在の中学受験は、知識偏重では太刀打ちできません。知識を応用したり活用したりする力が欠かせないのです」(252ページ)

 子どもの勉強に関心はもってほしいですが、保護者が子どもに教える必要はあまりないと考えています。(267ページ)

 私は教育とは環境整備だと思っています。土壌を耕して、水や肥料を与えていく。しかし、そこからどんな花が咲くかはわかりません。大人に求められていることは、個性あふれた花が咲くように環境整備を行って、でも結果はコントロールしようとしないこと、なのではないでしょうか。(283ページ)


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