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苦い思い出

人生というものは、思い込みでできている(多分)。

自己肯定感が極度に低かったわたしの人生は、それを証明するような出来事のオンパレードだった。

そのうちの一つを昨夜思い出し、フッと苦笑いしてしまった。苦い思い出である。

あれは私が高校一年生の時。
高校に入学したばかりの私は、同じ中学出身の子達と自転車で行き帰りしていました🚲

その日、帰りは私とSちゃんの2人だけ。

このSちゃん、私たちが通っていたH中学のマドンナ的存在だったのです。

なんと言おうか、彼女は色白で可愛くて、ふわふわ風に舞う綺麗な髪をしていて、笑顔が素敵で、八重歯がチャーミングな女の子。

さらに家も裕福で、コリー犬を飼っていた。コリーといえばあの当時、お金持ちの象徴。(←あくまでウリ子の個人的見解です)

対して私はというと、肌は日に焼けて浅黒く、ゴワゴワした癖毛。人見知りゆえ、気を許した人にしか笑顔を見せない、とっつきにくい女子である。
ちなみに団地住まい(←これはどーでもいいけど)

マンガで言えば、ヒロインのSちゃんと、一般人の私である。そんな2人が一緒に帰ったその日、ことは起こった。

自転車で学校の門を出て、暫く行った所で、後ろから同中(同じ中学出身)の男子たち5、6人が追いついてきた。

するとその中の1人が
「あっ!Sちゃんだ!」
と言うと、彼らはあっという間にSちゃんを囲んでしまいました。

「Sちゃん、Sちゃん」と、やんややんや盛り上がっている数メートル後ろから、1人自転車でついていく私...😑

完全に存在を消されている私って一体...
(−_−;II)

陰キャラなら、陰キャラに徹していれば傷つくこともないのに、変にプライドが高いから面倒なのよね😓

こんなマンガやドラマにしかないような場面(?)を、10代の多感な時期に、リアル体験いたしました。


あれから数十年が経った今、色々経験を経てわたしもずいぶん角が取れた。自分への認識も変わりつつある。

世の中に溢れるツールを駆使して外面も磨き、これから第二の人生を楽しむとするか。

自分への認識も、人生も、いつからでも変えることができるんだから。多分(笑)



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