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シャドーイングバディ始めました その2

2024年6月にローンチされた新しいシャドーイングバディというシャドーイングの添削サービスを始めました。その続報です。


ここが重要。シャドーイングの添削ではなく、音読の添削

添削サービスと謳っているシャドーイングバディですが、こちら、決してシャドーイングの添削ではありません。音読の添削です。音読の添削までの学習ステップの中にシャドーイングが含まれているだけです。

この点が、他のシャドーイングの添削サービスと大きく異なる点になりそうです。

ではなぜ、シャドーイングバディがシャドーイングの添削ではないか、というと、シャドーイングバディの運営者の主張では、進化系のシャドーイングだそうです。もともと、シャドーイングはスピーキングには効果ないんですが、シャドーイングバディでは、スピーキングにも効果がある手法としてこの音読の添削を取り入れたそうです。

ただの音読ではありません。シャドーイングを同一素材で30回以上行ったうえで、予め設定された3パターンの役(経営者になりきってとか、セミナーの講師になりきってとか)の好きなパターンの設定の役を選び、その役になりきって音読をし、その音読を添削してもらうというサービスです。

添削結果はPDFでLINE経由で共有されます。Googleドライブに保存したい場合は、iOSの場合だと、まず、PDFをブラウザに転送し、ブラウザの共有で、Googleドライブに保存することになりそうです。

PDFで結果を共有なので、とても便利。どこかの小さなポップアップウィンドウの中に、小さな文字で添削結果をテキストで共有し、かつ、その結果をコピペできない有償サービスとは違います。

PDFで結果の共有自体は良いのですが、添削結果はちょっとしょぼいです・・・予め添削のポイントなる点が6つくらい用意されているようで、その点について、評価が◎、○、などで付けられます。総合得点も100点満点ででてきます。

シャドーイングではなく、スクリプトを見ながらの音読なので、比較的点数が高くなりそうです。初回の添削結果は、上級のスクリプトを利用したにもかかわらず100点満点中97点でした。これが続くようなら、音読ではなく、暗唱にも挑戦すべきかもしれません。

サービスに関する質問や添削の提出はLINEで

シャドーイングバディの学習方法やサービス内容、教材に対する質問は、LINEで行うことができます。回答までにはだいたい半日以上かかっている印象です。

そして、音読の添削の提出もLINEで行います。LINEにあるマイクボタンによる録音で音読を提出します。あまり音は良くないような気がします。

1つのテーマを3段階で課題が提供

課題は毎日夜の10時に更新されます。その課題の添削は翌日の0時から23:59までに提出することになります。添削はそれ以外のものを提出できません。そして、1つのテーマにつき、初級、中級、上級の課題がありますが、添削に出せるのはそのうちの1つだけです。

このあたりも、他のシャドーイング添削サービスと異なるようです。

課題となる英文は、ウェブのサービス内容によると、AIで作成されているようです。レベルによって異なるのは、使用されている単語やフレーズのレベルの差です。

課題の音声はいずれもだいたい30秒程度。

サービスを利用するにあたり、専用のアプリはありません。単なるウェブページなので、ブラウザ経由で利用することになります。課題へのURLリンクは毎日夜10時にLINE経由で届くので、LINEからタップしてブラウザを開くことになります。

各課題のページに、細かな学習方法が書いてあるので、基本的に、ページの上から指示通り学習を進めることになります。

いいな、と思っているのは、たとえば、2回標準のスピードで聞きます、という指示があった場合の音声は、2回分再生できる音声素材となっています。シャドーイング10回なら、10回分まとめて再生できる音声になっています。10回シャドーイングしようと指示があっても、10回分自分でカウントするのは結構面倒なので、10回分音声がまとまってるのは、地味に便利です。

逆に、素材1回分の音声はウェブ上にはありません。ちょっと不思議。まあ、最初に2回連続再生の音声素材はあるので、そちらで代用ですかね・・・。そして、音声素材はダウンロードできません。ウェブ上で聞く必要があります。つまり、学習するにはネットワークが必須ですね。

課題のウェブページは単なるウェブページなので、文字が小さいなと思ったら、ピンチで拡大できます。これは地味に嬉しい。ちなみに、以前利用していたシャドーイング添削サービスもウェブアプリでしたが、こちらはピンチやコピペが拒否されていたので、老眼には全く使えなかったです。

ウェブページの文字もコピペできるので、スクリプト上で少し疑問に思ったところがある場合は、ちょっとコピペして、ChatGPTに質問することもできます。めちゃ便利。

初級、中級、上級とステップアップ

まだ、サービスやり始めてヤル気に満ちているので、課題が届いた前日の夜のうちに、初級をやり、翌日、中級、上級をやる、という3つとも課題をやっています。音読の提出は上級を出しています。

ちょうど、お休みの時にサービス開始したので、このルーチンができていましたが、仕事のある平日にこれが毎日できるかはちょっと自信がありません。

初級はとても簡単で、だいたい30分もかからずにできますが、中級は早ければ30分遅い場合は50分くらい時間がかかりました。上級はだいたい50分くらいかかります。

中級と上級は利用されている単語やフレーズが上級者向けのものが利用されていて、見ればわかるけど音を聞いただけでは意味が分からなかったものや、自分では活用できないものが多くあります。その場合、スピークのカスタムレッスンで使い方を練習したりしているので、少し多めに時間がかかっています。

ステップ1の意味確認

また最初のステップ1では音声を2回聞いて、内容を推測する、というパートがあるのですが、これは以前のサービスでも同じようなステップがあり、そこでは、聞き取った内容を声に出していうようになっていました。これはとてもよかったので、シャドーイングバディのステップ1内容理解でも、声に出して聞き取れた内容をいうようにしています。

ステップ3とステップ4のチャンク

教材にはチャンク区切りも用意されています。が、このチャンク区切りはちょっと微妙。過去の教材をみると、意味あるチャンクで区切っている、というよりも、3,4語単位で区切っているような印象で、チャンク訳も訳として意味をなしていないものがありました。

まだサービスが始まったばかりでAIで訳したそのまま掲載している?と疑わしい感じもしました。

ただ、6月末あたりから、少し、このあたりのチャンクも精度が上がってきた印象で、意味のチャンクで区切って、訳もいい感じに思えました。私もやり始めたばかりで、このあたりの教材の質はまだ一定ではないのかもしれません。

前の添削サービスと異なり、チャンク単位での個別音声は用意されていません。ステップ3と4では、チャンク単位で3回リピートするのですが、提供されている音声では、チャンクを3回リピートして、次のチャンクを3回リピート・・・が最後まで繰り返されて1つのファイルとして用意されています。

チャンクのすぐあと、リピートするための間が空いているので、そこでリピートします。間はある程度余裕があるので、ステップ4では、1回目リピートした後すぐに、チャンク訳もいうようにしています。それくらい余裕があります。

ステップ5と6のシャドーイング

ステップ5と6で、10回のシャドーイングを計3回やります。こちらをやると、口の筋肉はくたくたです ^^;

何度も言っていますが、10回シャドーイングは10回分1つの音声にまとまっているので、一度再生すると、10回分まとめて再生されます。途中、あと5回とか励ましが入っています。

LINEで質問すると、音声は人工音声や肉声といわれていますが、たぶん、人工音声がほとんどっぽいです。毎日課題を更新するにはこのあたりを割り切らないとできないかもですね。

ステップ7 なりきり音読

毎回3タイプの役の設定が提案され、その中の一つの役を選んでその役になりきって音読をします。

この部分が、シャドーイングバディはスピーキングにも有効という部分らしいです。ウェブ上の説明によると・・・。

そして、このなりきり音読を録音して提出するため、録音するのに、シャドーイングの録音ほどは時間がかかりません。シャドーイングを録音するプレッシャーも少ないです。

添削に出すためのシャドーイングの録音ってかなり緊張するし、相当時間がかかるんですよね。シャドーイングの録音添削を希望されている方にはシャドーイングバディはお勧めできないですが、忙しい社会人には、純粋に発話の添削としてとらえれば、ありかなしか、といえば、なし寄りのありかなと思っています。

シャドテンやEnglish Company Mobileの添削結果が、うまく言えていない箇所をカタカナでこういってみては、というアドバイス形式で3,4個返ってくるところ、なりきり音読の添削ではそういうのはあまり多くありません。そもそも、スクリプトを見ながら音読しているし、スクリプトには音の連結とかもちゃんと種類分けされているので、気を付けて読むことができるからです。

上級者向けにはどうやって録音をすればいいか、そのうち、質問してみようかと思います。

総合的な感想

残念ながら、SNSへのシェア機能はないようです。口コミもほとんどなく、まだ新しいローンチしたてのサービスだなあという感がいっぱいです。

添削してもらえる課題は毎日更新され、最新の課題しか添削してもらえません。このあたり、サービスの添削担当者の負荷を軽減しているんだろうなあと思います。

前の添削サービスは翌日の午前中に添削結果が返ってきていましたが、今回のシャドーイングバディは、添削の返ってくる時間に規則性はないようです。午前中だったり、午後だったり。

運営母体が英語コーチングサービスのトライズで、おそらくそこのコーチがこちらの添削も担当しているのかな、という印象です。コーチングでシャドーイングを推奨していると思うので、このあたりはシャドテンのプログリットと同じ発想で、シャドーイングのサービスをローンチしたのかな。勝手な推測。

ひとつのテーマを初級から中級、上級とレベルアップしてやりこむと、そのテーマへの理解度が深まる気がします。教材の質については万全ではありませんが、発想はとても良いと思います。

利用されている単語やフレーズも上級レベルだと自分では使わないものが利用されているので、ボキャビルにもなりそうです。

キャンペーンで半額で今のところ受講できているので、半額なうちは飽きるまではちょっとやりたいなと思っています。正規の値段だと、添削の質が微妙なところです。

10日間の体験で挫折しました

結局、10日間の体験で挫折しました。添削は、すでに決められた10個くらいの項目に対して、できているできていない、を判別しています。さらに、毎日添削と言っていましたが、この体験中に生徒数が増えたらしく、添削が追いつかないのか、土曜日は添削無しの復習に変更になりました。復習といっても、過去の教材の音声リンクと、過去の教材へのリンクがあるだけ。思ってたのと違う・・・リンクだけなら自分でちゃんと開けるんだけど。

教材のWebページも過去のレッスンの並びがちょっと変でした。

毎週参加できるグループワークがある、といっていましたが、今は毎月に変わっていましたw

課題のミスも色々あったし、体験ギリギリでこの判断を下すことにしました。

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