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ウェビナー企画担当者は2020年のWWDCを見るべき

英語学習が趣味で、ついでにデジタルガジェットも大好きなパソコンオタクにとって、Appleが毎年公開しているWWDCのキーノートは最新の情報をゲットしつつ、長時間のわかりやすい英語のリスニング教材としても優れています。今年のWWDCはウェビナー形式で開催されました。ふと思いました。Appleが開催したウェビナー形式のイベント。これは大規模イベントをウェビナーで開催するお手本になるのではないかと。

この記事はWWDC2020で紹介された各種の機能アップデートの情報を紹介したものではありません。

ウェビナーで話すスピードは速いと思うくらいがちょうどいい

オンラインスクールで数多く講座を聴講してたどり着いた結論は、話すスピードは速いくらいでちょうどいいと思います。日本人の講師はゆっくりと話す人が多く、もどかしく感じます。WWDC2020でのオープニング挨拶のスピードを参考にもうちょっと巻きで話すようにして欲しいです。

新機能や更新された機能を紹介するとき、スピーカーは少しずつ興奮して話すスピードが速くなりがちですが、それが機能への期待の高まりと相まってこちらも興奮してきます。

スピーカーと操作画面を合成

多くの人を集めて開催されてきたイベントを、オンラインだけで開催した今年のWWDCは、イベントをオンラインで開催しなくてはいけない企画担当者のお手本になるような構成だったと思います。

主催者の挨拶を別撮りで行い、各セッションをテンポよく挟む。グリーンスクリーンの前でスピーカーが話し、背景を切り取って、画面操作の動画と重ねる。Premiere Proなら専門家でなくとも編集可能です。

開催後の長尺ビデオには、指定のセッションへジャンプできるリンク付きタイムテーブル

1時間48分にわたるビデオですが、概要欄にはセッションへジャンプできるリンクもついています。これで、興味のあるセッションから視聴することもできます。

00:00:00 Introduction
00:05:33 iOS
00:31:55 iPadOS
00:45:13 watchOS
00:55:14 Privacy
01:03:33 tvOS
01:08:00 macOS
01:25:57 Mac

でもやっぱり思い出すのは2007年のキーノート

2007年にiPhoneを初めて紹介したスティーブ・ジョブズのWWDCのスピーチは有名だと思います。今、改めて、視聴してみると、聴衆と呼吸を合わせながらのスピーチで、最初はすごくゆっくりなのに、iPhoneのことを語り始めると、だんだん話すスピードがアップしていきます。

リアルイベントでは、聴衆の反応を聴きながらなので、間が多くとられています。ウェビナー形式で開催されたWWDC2020とは大きな違いです。聴衆ありのイベントでのスピーチと、聴衆の反応のないウェビナー形式でのイベントでのスピーチを比較することも大切だと思いました。

おまけ(英語学習者向け)

WWDCは長尺のビデオですが、同じ物がPodcastでも配信されており、ダウンロードして楽しむことができます。字幕もついていて、日本語にも翻訳して表示することもできます。

iPhoneやiPad、Apple Watchなど身近なガジェットについて説明しているビデオなので、多少、内容がわからないところがあっても、動画で説明されているので、楽しく視聴することができます。

教材の英語に飽きたら、WWDCのキーノートを視聴してみることをお勧めします。

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