AIカメラアプリが顔情報を隠すことでユーザーのプライバシー保護に貢献

記者 ペイターズ 報道

知能の時代、技術の進歩によって人々に多くの便利さがもたらされましたが、顔認証などの技術の利用によってプライバシーの流出問題も深刻化しています。

この問題を軽減するために、ロンドンに拠点を置く人工知能スタートアップのPlayground社は、ユーザーが簡単な方法で匿名の動画を録画できるようにすることを目的とした「Anonymous camera」という新しいカメラアプリを開発しました。

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Anonymous cameraは機械学習技術を使って画像や動画の中の人物を認識し、顔や全身をぼかしたりピクセル化したりします。画素化プロセスを反転させる技術的な手段があることもあり、関連する特徴を完全にマスクできることは重要です。一方、顔だけがぼやけている場合は、服装やタトゥーなど、さまざまな特徴からもその人を特定することができます。

また、このアプリは動画の音声を歪めたり、写真や動画が撮影された時間や場所など、カメラや電話が自動的にファイルに埋め込むメタデータを削除したりします。

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最も重要なことは、ユーザーのデバイス上のコンテンツをリアルタイムで処理しようとすることは、人工知能技術の助けなしでは、以前はほぼ不可能だったことであり、携帯電話上のビデオや写真は、アプリがリアルタイムで処理するため、非常に短い時間の間だけ原始的なままであることを意味します。

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例えば、自分や他人の写真を撮っていて、通りすがりの人の情報を入れたくない場合、このアプリはそのような場面で役立つでしょう。非営利の報道機関であるthe Knight Foundationのディレクター、ポール・チャン氏は、アプリ開発に役立つアドバイスを提供してくれました。

顔のぼかしはカメラに内蔵されているフォトプロセッサで手動で行うこともできますが、このアプリよりも時間と手間がかかり、処理にも時間がかかります。

記者 ペイターズ 報道


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