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質実剛健

誠に勝手ながら、質実剛健なワイングラスといえば、ビレロイ&ボッホのそれである。

華奢なのではなくて、どっしりがっちりしたワイングラスを探していて、行き着いた。それに安いチリワイン(フルボディ寄りであれば、何でもいいのだ)を入れて飲む週末。

今日は、息子の本棚を一緒に整理。学校で古本寄贈システムがあるのでそれを利用する。彼の本棚に置かせてもらっていた、20年以上前に集めた考古学関係の本もまとめて。専門外なのに論文構想をしていたらしい付箋の痕もあったが、外した。基本的には学級文庫への寄贈らしいが、大人向けの本は古本市などでさばくらしいので、まあいいだろう。あと、某研究所で出していた(一応市販されていた)雑誌も写真が多いので息子が手にするかと思ったが、全く手に取る気配がないのでそれも「寄贈」(という名の処分)。某研究所に有給で所属していたときは無料で配布されていたやつだ。今はネットで読めるので(本当は写真などふんだんに使用されているので、紙で楽しむべきなのだが・・・)。私が寄稿した号は除く(それだけは手元に)。

 ワイングラスの話に戻すと、「いつか買いたい」と思っていた工房がいつの間にかなくなっていた。「丸ニノベルティ工房」というところで、大正硝子を使用した酒器をつくっていた。硝子に絵付けしたもの。百貨店に用事があって出たときに、たまたま特設会場に置いてあった。絵付けされたグラスはどれもかわいらしく、タンブラーグラスを3つほど買った。今は地震がこわくなってまた箱にしまってしまった、いつかお目に掛けよう。ハイボールにいいかもしれない。

丸二ノベルティ工房さんの作品のなかで、葡萄の木の絵が入ったワイングラスか、ブランデーグラスがほしかった。ずっとブックマークに入れていて、「出世したら買おう」と思っていたのだが、出世しないうちにこの会社は破産手続きに入ってしまった。

なので、出世の見込みがなくても、好きなモノを見かけたら「今ここ」の出会いを大事にしようと思う。(別名:衝動買い)

そして、「腐れ縁」(モノ・コト)とはおさらばだ。

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