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ARENA DECATHLON FINALSに向けて / Arena Cube データの整理・可視化

概要

2022-01-08のARENA DECATHLON FINALSに向けて、MTG Arenaにて行われた直近のArena Cube(BO3)のデータを整理・可視化し、当日のドラフトピック・構築の参考とするものです。

参照データ

MTG Arenaにて行われた直近のArena Cube(BO3)は、2021-06から1ヶ月程開催されたものになり、当時のデータは17landsから引用しています。
なお、同時開催のArena Cube(BO1)については参照しておりません。

当時の勝率データを参照する上での注意点

カードプールについて、当時が約850枚、今回が約550枚(追加カードが約100枚、削除されたカードが約400枚)と大幅に変わっています。
従って、構築し得るアーキタイプやシナジーの組み合わせ等も変化しており、当時の勝率データをそのまま今回のカードプールに当てはめることはできないため、あくまでもArena Cube(BO3)におけるカードの強弱を判断する1指標として参照していただければと考えております。

色別の勝率

17landsユーザーの当時の色別勝率は以下のとおりになります。
この勝率データを見るに当たっては、単純に50%と比較するのではなく、17landsユーザー全体の勝率(ここでは57.2%)と比較する必要があります。

全体の勝率57.2%に対して、白系・赤系のアーキタイプの勝率が比較的高く出ています。ここからはこれらの色を軸としたアグロが優位な環境だったと推察されます。
一方、コントロールについては、2色にまとめるよりも、3色以上にした方が勝率が出ており、Cubeらしく、色を足してパワーカードを多く使った方が良いことがデータからも示唆されていると考えられます。

色別の各カードの勝率

参照する勝率の種類

17landsにおいては、カード毎に様々な種類の勝率が算出されていますが、今回はGames in Hand Win Rate (GIH WR)を参照しています。
このGIH WRは、ゲーム開始時もしくはそれ以降に当該カードが手札に登場した場合の勝率を表しています。
今回は、当該GIH WR(%単位)を画像中カードの左下に表示しております。
なお、カード評価にあたって当該GIH WRがあらゆる点で適切かと言えば、そうではないため、その点については最後の参考情報に補記したいと思います。

勝率数値の評価

筆者自身はざっくりと以下のように評価しております。

  • 前項で挙げた全体の勝率57.2%と比較して高ければ強め

  • 前項で挙げた全体の勝率57.2%と比較して低ければ弱め

  • 各画像の上の方のカードは所謂ボムもしくは強めのプレイアブル

  • 各画像の下の方のカードはアンプレイアブル

このように評価した上で、元々自分が考えていた評価に照らすことで、カード評価の再考等に活かせると考えております。

色別の各カードの勝率を画像で表示するにあたって

今回は画像化にあたりMTG Decklist Viewerさんを使用させていただきました。
また、色別にまとめるにあたり、起動コストや裏面等も色判定に参照しているため、メインのマナシンボルが他と異なるものが混じる場合があります。

白篇

青篇

黒篇

赤篇

緑篇

無色篇


参考情報

参照する勝率の種類の他候補について

17lands上ではImprovement When Drawn (IWD)というGIHと全く当該カードを引かなかった場合の勝率の差分を表す指標も存在し、これはある種、勝利への貢献度を表すものとなっております。こちらを用いて評価しても良いものの、これは指標の特性上、ゲーム後半で活躍するカードが過大評価される(逆にアグロ向きのカード等が過小評価される)傾向にあるため、今回は省きました。もし、コントロールやミッドレンジ向きのカード評価をしたい場合はこちらを用いても良いと考えております。
逆に、アグロ向きのカードを評価したい場合、Opening Hand Win Rate (OH WR)という初手に当該カードが存在した場合の勝率データが存在するため、そちらを用いて評価するのが良いと思います。

前回から追加されたカード(約100枚)

前回から削除されたカード(約400枚)

勝率データが存在しなかったため、勝率画像へ掲載しなかったカード


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