自費出版備忘録(その7)

6月25日(火)
ここ何日か、諸事に追われてインデザインを開いていなかった。いろんなことを忘れている。これまで作ったファイルを開いて、まずは「俺はそんなに馬鹿じゃない」と自分に言い聞かせるところから始めなければならなかった。「頭の出来は、せいぜい『合格より少し下』くらいなもんだ。大丈夫」

しかしファイルの行数を変えられないのは同じなので、久しぶりだから許してもらおうと、恥を忍んで仲俣さんにメールをする。
すると、とうとう仲俣さんの返信が読み取れなくなってしまった。
マスターページ(=親ページ)を「適用」にせよという。これはできた。確かファイルを開いた時に右側に出る「ページ」のところにある横棒が3本並んだところをクリックしたらできたのだ。そこまではいい。
親ページは「フォーマットを指定しているだけ」だから、文字組は簡単だ、「テキストをドラッグ&ドロップあるいはテキストフィールドを作成してグリッドにそって吸引」させるだけです、という。
そうなんだ。
パガニーニの弦楽四重奏曲を聴いて、寝る。
俺は馬鹿じゃない。馬鹿じゃない。出来は悪いが、馬鹿じゃない。

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