ファシリテーション用語しりとり:【６ハット法（シックスシンキングハット）】（No.44）

Fはじスタッフがファシリテーション用語をしりとりで回してみよう！という企画です☺
第４４回のお題は【６ハット法（シックスシンキングハット）】です。

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エドワード・デ・ボノ （Edward de Bono） によって開発された思考法です。エドワード・デ・ボノ博士は、水平思考／ラテラルシンキングの提唱者で、脳神経細胞医学者です。
参加者（出席者）がステップごとに6種類の色の帽子 （シックス・ハット） をかぶる、ステップ （色） ごとに視点や思考を切替える発想法です。
　水平思考 ［ラテラルシンキング／パラレルシンキング］ をベースとしており、意思決定支援ツールの1つとして使われることが多い手法です。
特徴は３つです。
◆特徴①全員が同じ方向を向いてアイディアや意見を出し合います。
⇒各ステップ （色） ごとに視点や思考を切替えていきます。
◆特徴②参加者同志の意見がかみ合わなそうな時や話題、論点が定まりにくい時に有効です。
⇒堂々巡りな時などに参加者全員の視点を揃える時に有効に働きます。
◆特徴③ステップごとに発言の制約があることで、ポジティブvsネガティブなど両面の意見が出やすく
なります。
⇒ネガティブな傾向の強いメンバーも建設的なアイデアを考えられる
各色は以下のように使い分けます。
□［白］客観的・中立的　white hat ""Information""
- 具体的な数字などのデータやファクトに基づく偏りのない情報。
- 仮説や提案を含まない客観的な事実。判断や意見はしない。
■［赤］直感的・主観的　red hat ""Emotions""
　- 直感でどのように感じるか、本能的な思考。
　- 感覚的な好き嫌いでも可。正当化や説明は不要。
■ ［黒］ 否定的・悲観的　black hat ""Discernment""
- 論理的な矛盾、リスクや懸念点、失敗しそうな障壁・障害など問題点を洗い出す思考。
- ロジカル・ネガティブ （Logical Negative : 負の論理）
　※ネガティブな感情論はレッドハットに含まれる
■ ［黄］ 肯定的・楽観的　yellow hat ""Optimistic response""
- プラス思考、利点や相容れやすいポイント、良いところ （利益や価値）、どう実現するか。
- ロジカル・ポジティブ （Logical Positive : 正の論理）
■ ［緑］ 創造的・革新的　green hat ""Creativity""
- 考えのおもむくままに新しいアイデアや代替案を探求する思考。
- ブラックハットを乗り越えるポイントなど、クリエイティブに。
■ ［青］ プロセス管理・俯瞰・統括　blue hat “Managing”
- 次に何をすべきか、アジェンダや思考プロセスの管理、アウトプットを見定めた上でプロセスに対する提案、メタ認知。
- 自分達のリーダーやプロセスの背後にいる人の視点から考えて結果をまとめる。
どの色の順番で話し合うかは話題やテーマによって使い分けるとより効果的になると思います。
一度、活用してみてください。
次は【う】から始まるファシリテーション用語です。

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