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ファシリテーション用語しりとり:【喧喧諤諤(けんけんがくがく)】(No.84)

Fはじスタッフがファシリテーション用語をしりとりで回してみよう!という企画です☺
第84回のお題は【喧喧諤諤(けんけんがくがく)】です。

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聞いたこともあるし、使ったこともある(今の若い人は使わないかもですが)言葉だけど、漢字では書けない言葉です、私は(笑)。
辞書によれば、誤って広がった言葉のようですが、実際に使われる場合には、「多くの人が集まってうるさく議論する」といった意味で使われることが多い、とされています。
ファシリテーション界隈では、どちらかと言えばポジティブに使われる言葉のような気がします。意見がほとんど出ない、議論もなにもない「話し合い」よりは、うるさいぐらいに議論が盛り上がっている状態の方が、ずっと良い状態ですから。
「うるさい」ぐらいになっていても「議論になっているかどうか」がポイントです。議論にもなっていないのに「うるさい」話し合いって、考えただけでもぞっとします。非難の応酬だったり、自分の意見を通すための言い合いになっていたり・・・。
ただ、そういうネガティブなやり取りが全く存在しないで議論が成立するのか、と考えるとわからなくなってきませんか。意見の対立自体は起こっても仕方がないものですし、自分の意見の方がより良いものだと主張しすることもあたり前の行為ですよね。それが「非難」になってしまったり、「自己主張」だけになってしまったりしないようにするのが難しいところです。
議論が議論でなくなっていくサインの1つに、応答のスピードと、交わされる言葉の長さが使えるように思っています。誰かが意見を述べたことに対して他の人が応答(発言)するまでの時間が短くなって、かつ、短い言葉が返されるようになってくると、議論が議論でなくなってくる。「○○だと思うんですが」といった発言が終わらないうちに「それは違う!」と一言、みたいな状態です。議論の中にいると中々気づけないと思うのですが、ファシリテーターとしては、そんな応答スピードと言葉の長さにも敏感でいたいものだと思います。
次は「く」から始まるファシリテーション用語です。

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