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死想顕現界域トラオムをプレイして その6

前回は、サロメの逸話や幕間について語っていきました。

それでは、本編中のサロメに関して語っていこうかとおもいますね!

本編中のサロメはその特異点で召喚された別のマスターのサーヴァント。主人公とは親交を深めそうなサーヴァントだと初見で思ったのですが、それが危ないと思いました。なにせ、主人公がマスターだからこそ首をとることを我慢できていたという前情報があったからなんですよね。

しかしながら、その危機はあったものの、心配は杞憂であったことを知ったわけなんです。

主人公は復讐界域で監獄に入れられているときに、そこを通りかかったサロメと出会います。そのときの主人公は、とにかく空腹で倒れそう、いや倒れた状態でした。

しかし、このときに見た夢って、なんで主人公見れたんでしょうかね?

それで、果物を持っていたサロメが来たわけです。そして、主人公が回復して、サロメに冒険譚を話したわけです。主人公は過去の冒険を語る機会が何度かあり、もはや手慣れたものですね。
サロメがいないときに張角が拷問を執り行いに来たわけですが、サロメが守ってくれたんですよね。

サロメは様々な食料を持ってきてくれます。そして、その対価に主人公は過去の冒険を話していきます。サロメは退屈がまぎれたのか嬉しそうです。むしろ楽しそうです!

バーサーカーであるが故、一人走りな認識が出てしまうものです。きっとヨカナーンだと思い込んで、いつの日か主人公のことを殺してしまうだろうとクリームヒルトは予想していました。普通、そう思いますよね、と思ってしまったんですよね。同意でした。

料理をしたことの無いサロメではありましたが、手ずからリンゴを切り、持ってきてくれました。。『果物くらい切ってみては?』と助言をした料理担当のサーヴァントには、思わずグッジョブだと思いましたね。
初めて切ったであろうリンゴは、不格好なものでした。芯は取れていなくて、皮はところどころ残っています。さらに皮をむいたときにリンゴの実も削られていて、少し角ばっていました。

それでも、サロメが主人公のために切ってくれたというのは事実。愛情と呼べるものでしょうか。たとえ不格好であっても嬉しいものは嬉しいのです。

唐突ですが、ここで登場したクラス・ライダーは確実なイケメンだと思いましたね。もはや確信の域です。

だんだん、サロメと関わっていくうちに、その独白のなかにあった5文字の伏字が外れていきます。やばい、危ない、でもその通りになるのだろうか、本当に?といろんな思いが交錯しました。確かに、英霊は生前の在り方を踏襲していきますが、カルデアのサロメのように我慢をする、ということができるのです。
だからこそ、サロメには主人公にとって最後まで良い人であったと思わせてほしいという希望が、私にはあったのです。

そして、脱獄をして復讐界域を王道界域方面に脱出していくわけですが、復讐界域に属するサロメが味方となってくれました。敵にはならず、味方になってくれる。常に味方の少ない主人公にとって、すごくありがたいはなしです。

このときのサロメのレベルは90。レベルの限界を超えています。

クリームヒルトや張角が追いかけてくる中、決死の覚悟で逃げていきます。

そんななか、主人公は敵の攻撃にあい、傷を負ってしまいます。そして、敵の撃退には成功したのですが・・・。

ここで、サロメが主人公のことをヨカナーンであると認識してしまったのです。

「―――あなたの、首を、ちょうだい?」

あー、ついに来たか。でもタイミングはバッドすぎて、いま、いまなのか、と思いました。

ただ、主人公は、聖者ではありません。どんな意地汚くとも主人公たちは生き残ることを諦めてはいけません。それは、異聞帯を潰して、その異聞帯の人たちの営みを破壊せざるを得ない者としての責務です。
故に、聖者ではあり得ない命乞いという選択にサロメは大いに戸惑ったわけです。だからこそ、サロメの主人公への認識は「ヨカナーンではない」となったわけです。

しかし、サロメは主人公のことをヨカナーンだからという理由で守っていた訳ではありませんでした。ヨカナーンだからということであれば、既にヨカナーンの要素のない人間を放っておけばいいものです。それを、サロメはやらなかったのです。

情が移ってしまったのだろうと思います。

自身の霊体としての身が、どんなに危険にさらされようとサロメは主人公を見事守り切ります。立派にマスターに対するサーヴァントとしての責務、これを守ったといえます。

サロメは、退去となりましたが、彼女は最後まで選択に後悔をしていませんでした。充実した日々であったと、満足したと、そう思って去っていったわけです。

幕間の時点でサロメへの好感度はあがっていました。しかし、トラオムでの出来事で、サロメへの好感度はMAXになるわけです。
今回の章でサロメのことを好きになった人は、かなり多そうです。

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