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「貧困をなくしたい。不条理な世界を変えたい。」 −なぜ私は気候危機に取り組むのか。vol.7

皆さんはじめまして!Fridays For Future Chiba/Japan のりょうです。


FFFを始めたのは半年ほど前になります。高1のときに地元千葉県にFFFChiba を立ち上げました。パッションでここまでやってきています!!
ここでは私の活動の根底にあるものを皆さんにお伝えできたらなと思います。

国際協力の道を志した中学時代


皆さんは中学時代にどのような将来の夢を抱いていましたか?私は真剣に「世界平和」を願っていました。(もちろん今もその思いは変わっていません!!!)

私と同じ夢を抱いていた人は周りにほとんどいなかったので、もしかすると私の感性は「普通」とずれているのかもしれませんね。(笑)

ですが考えてみてください!!!
9人に1人が飢餓で苦しんでる世界のほうが普通ではないですよね。
また、私達日本人をはじめ先進国で暮らす大多数の人がこの状況に対して声を上げて行動を起こしていない現状を、普通と言っていいのでしょうか?(私達は、貧困国の搾取の上に生活しているにも関わらず!!)

多くの日本人にとっては、貧困も難民も紛争も、あらゆる不条理は「教科書に書いてあること」であって対岸の出来事なのかもしれません。しかし私はそうは思えません。
世界の不条理を知っておきながら、何もしなくていいわけがない、ですよね。

このような感じで、私は中学時代、将来は国際協力の道を進みたいと考えていました。
当時の私は、貧困問題を解決するために現地で草の根の支援活動をしよう!と意気込んでました。


衝撃。気候危機があらゆる不条理を生み出している


去年の夏、テレビやニュースでブラジルやオーストラリアの森林火災が大きく取り上げられていたのは記憶に新しいかと思います。(最近はあまり見ませんが今も森林は壊され続けています。)

当時の私はそのニュースを見て、「なんかヤバそうだな」と恐怖を覚えました。そしてその時、奇遇なことに、SNSの広告でとある環境NGOが主催している気候変動のシンポジウムを見つけました。

そして、とりあえず行動してみよう精神でそのシンポジウムに参加したことで私の考えに大転換が起こりました。

私はそのシンポジウムで、「気候正義(Climate Justice)」という考えを知りました。
気候正義とは、一部の富裕層が気候変動に大きく加担しているにもかかわらず、より深刻な被害を受けるのは温室効果ガスの排出に責任のない貧困層や社会的弱者、そして未来を生きる世代であり、その不条理を正そうという考えのことを指します。
FFFのムーブメントの根底にある考え方です。

気候変動はすべての人に平等に影響を及ぼすと思うかもしれませんが、実際はそうではありません。
地理的な理由、経済的な理由、社会的な理由から、気候変動に適応することが難しい社会的弱者や貧困層がより深刻な影響を受けているのです。

現状の不十分な気候変動対策だと、貧困、難民、ジェンダー、生物多様性、などの問題をより深刻化させてしまいます。

「気候正義」を通して私は、気候変動問題に取り組むことがその他の多くの社会課題の解決につながることに気が付きました。そしてこれが、気候危機について声を上げる決意、そして原動力になりました。


貧困撲滅のために。


初めに書いたとおり、私の根底にある思いは貧困を始めとした不条理な世界の現状を変えることです。
そのために私は、日本で気候変動対策を求めて声を上げ続けます。
(現地で支援活動をすることも非常に重要です。ただ、私は日本で気候変動の角度からアプローチすることが私の使命だと思っています。)

最後に


あらゆる社会問題、そして気候危機、これらは誰も他人事ではありません。自分が被害者になるかもしれないし、同時に加害者になるかもしれません。
※日本で生きている私達は必然的に加害者でもあることを忘れてはなりません。

不条理に満ち溢れた社会で、それについて何もしないでいることを、「普通」な生活を送っていると言えるのでしょうか。声を上げるのが「当たり前」なことであり、何らかの行動を起こすのが地球人としての然るべき行いではないのでしょうか。

搾取の上で成り立つ社会システムで生きる1人の日本人として、あらゆる社会問題の解決のために、気候変動という角度から一歩踏み出してみるのはいかがでしょう。
知識、経験、そんなもの関係ありません。
今の世界の現状が「おかしい」と思うのであれば、一緒に声を上げましょう。仲間は沢山います。

最後まで読んで頂きありがとうございます!ではまた(*´ ³ `)ノ

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