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期末テストは作っておわりじゃない!終わってからが勝負💪


わたしの学校では、先週期末テストが終了しました。

期末テストは今回は「70〜80%できるテスト」を作る!というPlanから作り始めました。

わたしは日本語教師の勉強会に参加してからPDCAを意識して、授業や仕事をしています。
自分の授業を振り返るために使っていましたが

あれ?これ、仕事に普通に使えるじゃん!

PDCAってビジネス向けだと思っていたのですが、普通に使えることがわかりました。


ところで!PDCAって何?

PDCAとは、PLAN(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことです。

この手法にそって、期末テストを作っていきました。
テストだと、「品質管理」というところに当てはまると思います。

PDCAはこれなのですが・・・・。わたしが今回試したのは

G-PDCAを取り入れました!

G-PDCAとは、Goal(目標)を持ち、目標を達成するために、計画を練る。計画に沿って実行し、その結果や経過を評価し、改善点を見つけ、改善するというサイクルを回すことである。

最初に、「できた!につながるテスト」という目標を立てました。では、この目標を達成するために計画を立てます、

目標:「学生ができた!につながるテスト(サブ目標:70~80%が取れるテスト」
計画:「各クラスの到達レベル把握し、達成感のあるものを作る」

目標と計画を立てたので、DO!実行します!
うちの学校は、主に4択の問題が9割でした。そこに書きこむ問題を入れて、「書く25問・選ぶ25問」に設定しました。

例えば・・・雨が(ふります:      )います。 

答えは ・・・雨が(ふります:  ふって  )います。

こうゆう問題を増しました。(カッコ)の中に正しい文法形式に動詞を変換します。


4択のほうが、教師からすると採点をするのに簡単ですが、「一か八か回答」や「当てずっぽう回答」がなくなり、結果に対して信頼が出てきます。そして、学生の本当の到達度に近づくと、私は考えています。

何も考えずに作るテストは、結果も散々だし、学生からも「難しい」の一言!
学生の口からも「改善」という言葉は出てこないんです。

やっと期末テストの結果が揃ったので、テストの分析はまだまだ途中ですが、学生から、「できた!」「わかった!」の声を聞くことができて、嬉しくなっているちひろ先生です・:*+.\(( °ω° ))/.:+
ある学生が・・・・

学生「先生、読解をJLPTまで頑張る」

と話してきました。よく話を聞くと、期末テスト前まで文字語彙・文法・読解・聴解4つ全部何と無くわかっていたと思っていた。今回の期末テストで読解だけが異様に点数が低かった。だから、次の期末テストじゃなくて、目標をJLPTにして、悲しい思いをしないようにする!と言ってきたんです!!!!!!!

涙がとまらない

JLPT(日本語能力試験)は、来年の7月初旬です。そこで悲しい思いをしないために彼は目標をを決めたんです。しかも、この期末テストをきっかけに。
嬉しいことです。本来、G-PDCAは自分のためにテスト作りに運用しました。
ですが、振り返ってみると学生自身にも運用されていることが、ほんの数人ではありますが、感じ取れました。

これが、本来のテスト作成なんじゃないのかなーと思った。

声を大にしていいたい


やってよかったー!!!!!!


学生の嬉しい一言も聞けたので、これからが勝負!しっかり分析して、作ったテストをより良いものに改善していきたいと思います!

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