見出し画像

J2からJ1へ自動昇格に必要な値

今シーズンJ2リーグが終わり、残すは昇格プレーオフ。
皆さんそれぞれが応援されているクラブはどういったシーズンだったでしょうか?
この記事では「J2からJ1自動昇格」について考察していきます。

J2からJ1へ自動昇格に必要な値について

今シーズンも含め、過去5シーズン分のJ2自動昇格チーム(J2リーグ上位2チーム)の順位表をまとめてみました。以下の表から数値的な部分でわかることを考察していきます。​

勝点について

勝点平均値で見ると81.6の勝点が自動昇格には必要ということが分かります。
10チーム中6チームが勝点82以上(6チーム平均84)
10チーム中4チームが勝点81以下(4チーム平均78)

勝ち試合数の平均は24。
10チームのうち7チームが勝ち試合24試合以上(7チーム平均24.7)
10チームのうち3チームが勝ち試合24試合以下(3チーム平均22.3)

引き分け、負け試合数について

引き分け試合数の平均は9.6となっています。
10チーム中5チームが引き分け9試合以下(5チーム平均8.2)
10チーム中5チームが引き分け10試合以上(5チーム平均11)

勝点1が与えられる引き分けは多い方が良い、少ない方が良いということは一概に言えませんが9〜10試合以下にすることが必要です。

負け試合数の平均は8.4となっています。
10チーム中7チームが負け8試合以下(7チーム平均7.57)
10チーム中3チームが負け9試合以上(3チーム平均10.3)

勝点が与えられない負け試合は当然少ないことが良い。
負け試合数を8以下にすることが必要です。

得点、平均得点について

得点数の平均数は69.2となっています。
10チーム中5チームが得点数69以上(5チーム平均78)
10チーム中5チームが得点数69以下(5チーム平均60.4)

1試合での平均得点数は1.65となっています。
10チーム中5チームが平均得点数1.65以上(5チーム平均1.85)
10チーム中5チームが平均得点数1.65以下(5チーム平均1.44)

得点数はチームのスタイルが大きく影響することは想像がつくでしょう。
今シーズンの柏レイソルは圧倒的な攻撃力を武器に85得点も挙げています。
平均数だけで語れない部分が大いにありますが、平均値で見ると69得点以上挙げることが必要です。

失点、平均失点について

失点の平均数は38.5となっています。
10チーム中6チームが失点数が38以下(6チーム平均35)
10チーム中4チームが失点数が39以上(4チーム平均43.8)

1試合での平均失点数は0.92となっています。
10チーム中6チームが平均失点数0.92以下(6チーム平均0.84)
10チーム中4チームが平均失点数0.92以上(4チーム平均1.04)

失点についてもチームのスタイルが大きく影響しますがサッカーの競技特性は攻撃よりも守備の方が確定要素が多く、いかに失点しないようオーガナイズするかが鍵になります。
ですが2018年2位大分は皆さんもご存知の通りGKからボールを繋いでポゼッションする戦術を採用。
その反面で失点が増えたとも考察できると思います。
失点数が51平均失点が1.21と失点が多いですが、失点が多いことがネガティブな要素ばかりではないと捉えることもできます。

J2からJ1へ自動昇格するには

以上で取り上げた項目の平均値以上を全てクリアできればJ2からJ1へ自動昇格できる可能性がより高くなるでしょう。
しかし、サッカーには競技特性やチームのスタイルがあるため一概に言えない部分が大いにあります。
サッカーはテクノロジーによりどんどん進化する競技なので近年5シーズン分までのデータから考察しました。
これからサッカーが進化していけばこの数値も当然変わっていくでしょう。
そして、J2からJ1へ昇格することがどれだけ難しいかは、アビスパ福岡のファンである私は理解しているつもりです。(来シーズンに期待)
みなさんの応援しているチームは、この数値をクリアするためにどんな要素が必要でしょうか。
来シーズン以降の昇格争いで参考にしていただければ幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?