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【防災士が解説】就寝中に地震が起きたら?


寝ている時は無防備です、背の高い家具は置かない!!

落ち着いて行動するための3つのポイントと事前準備

目次

  1. はじめに:あの日の記憶、そして防災への想い

  2. 就寝中の地震、恐れる前に知っておくべきこと

  3. 揺れている間:身を守るための3つのポイント

  4. 揺れが収まった後:安全確保と避難

  5. 事前の備え:安心できる眠りのために

  6. まとめ:防災意識を高め、大切な人を守るために

はじめに

あの日の記憶、そして防災への想い

阪神淡路大震災を経験した私は、
あの未明の激しい揺れと、その後の混乱を忘れることができません。
暗闇の中、何が起きているのかわからず、ただただ恐怖に震えていたあの瞬間。
そして、夜が明けて目にした光景は、
言葉では言い表せないほどの悲しみと絶望に満ちていました。
あの経験から、私は防災の大切さを痛感し、
一人でも多くの人に
防災意識を高めてもらいたいという強い思いを抱くようになりました。
だからこそ、「Phase Freeこちら防災情報部」を通じて、
防災に関する情報を発信し続けています。

筆者の経験から

今回は、就寝中に地震が起きた際の対応について、
私の経験も踏まえながら詳しく解説していきます。

恐れる前に知っておくべきこと

就寝中の地震、恐れる前に知っておくべきこと
地震はいつ起こるかわかりません。
特に就寝中は、無防備な状態で突然の揺れに襲われるため、
パニックに陥りやすい状況です。
しかし、正しい知識と心構えがあれば、落ち着いて行動し、
被害を最小限に抑えることができます。

身を守るための3つのポイント(揺れている間)

慌てて飛び起きない

地震の揺れで転倒したり、家具が倒れてくる可能性があります。
まずは布団やベッドの中で姿勢を低くし、
頭を守りましょう。
枕やクッションで頭を覆うのも有効です。

布団やベッドの下にもぐりこむ

揺れが激しい場合は、
布団やベッドの下にもぐりこみ、
落下物から身を守りましょう。
ベッドの場合は、
ベッドフレームが頑丈かどうか事前に確認しておくことが大切です。

揺れが収まるまで待つ

無理に移動しようとせず、
安全な場所で揺れが収まるまで待ちましょう。
焦って行動すると、
かえって危険な状況に陥る可能性があります。

身を守るための3つのポイント(揺れが収まった後)

安全確保と避難:周囲の状況を確認

火災や倒壊の危険がないか、懐中電灯などを使って周囲を確認しましょう。ガス漏れが疑われる場合は、速やかに窓を開けて換気を行いましょう。

安全確保と避難:安全を確認して避難

必要に応じて、安全な場所に避難しましょう。避難する際は、ガラスの破片などに注意し、靴を履くようにしましょう。

安全確保と避難:ガラスの破片などに注意

暗闇で怪我をしないよう、足元を確認しながら移動しましょう。特に、割れたガラスや食器の破片には十分注意が必要です。

事前の備え:安心できる眠りのために


災害リスクを減らし、その時に備える

寝室の安全確保

寝室に家具を置く場合は、転倒防止対策をしっかり行いましょう。特に、ベッドやタンスなど、大型家具の転倒防止は重要です。

枕元に防災グッズ

懐中電灯、スリッパ、携帯ラジオ、飲料水、非常食などを手の届く場所に置いておきましょう。緊急時に慌てずに済むよう、日頃から準備しておくことが大切です。

避難経路の確認

停電時でも避難できるように、避難経路を把握しておきましょう。また、家族で避難場所や連絡方法を確認しておくことも重要です。

まとめ:防災意識を高め、大切な人を守るために

就寝中の地震は、誰にとっても恐ろしいものです。
しかし、正しい知識と心構え、
そして事前の備えがあれば、
被害を最小限に抑え、大切な人を守ることができます。
防災は、他人事ではありません。
一人ひとりが防災意識を高め、
日頃から備えておくことが、
安全・安心な社会につながります。

「Phase Freeこちら防災情報部」ナビゲーター 乾 栄一郎
2024年より東京都防災士会 理事 広報部長 着任
阪神淡路大震災の経験を胸に、
防災の大切さを伝える活動を続けています。
筆者の発信する情報は、
多くの人々の防災意識を高め、
安全・安心な社会の実現に貢献しています

次回は、地震後の避難生活で役立つ情報や、
防災グッズの選び方など、より具体的な内容をお届けする予定です。
ぜひ、次回の記事もお楽しみに!

ハッシュタグ
#防災 #地震対策 #就寝中の地震 #防災意識 #備えあれば憂いなし

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