めろんぱんがこわい つづき

今日は病気の発症から入院前までのことについて書こうかな。

小学校5年生の時、冬に持久走大会があって走るの苦手な私は夏くらいから?隣の家の友達がランニングをしていたから一緒にやってました。

夏休み中は朝だけ友達と走ってその後遊んだりして普通に過ごしてた気がする。
あんまり覚えていないけど。

私の友達でスタイル抜群で運動神経もいい友達がいるんです。

その子になんでか憧れて、あんなスタイルになれたらいいな。って思ったのが全ての始まりでした。

足細いなあ、羨ましいなあ、、って当時小学生の私は自分の太い足を見て痩せたいって思いました。

当時からアホな私はとにかく走ったら足が細くなると思って学校終わりに家の周りを走るようになりました。

それが日課になって、でも走ってても全然足が細くなった気がしなかったんです。

で、スタイルいい人って体重もきっと軽いんだって何かの拍子に思ったんでしょうね。

それから毎日、朝起きたら体重計に乗るようになりました。

体重が変わらなくて、学校から帰ってきた後だけ走っていたのが朝ごはんの前にも走るようになりました。

このときはまだしっかりとご飯を食べていました。
その生活が続き体重は少しずつ減っていきました。

体重が減っていくのが嬉しくて、もっと減らしたいと思った私は食べるご飯を少なくするようになりました。
食べるご飯のカロリーを調べるようにもなりました。

朝ごはんは毎朝チーズをのっけた食パンを食べていたのに、それがシリアルになり、ヨーグルトになり、最終的に寒天になり、、。

夜ご飯もまず白米を抜きおかずは少しだけ食べるって感じだったような気がします。

お腹はいつも空いていたはずなのに全く空いてる感じがしなくて、いつもどんなときもお腹いっぱいでした。

私の体はどんどん痩せこけていったのに、鏡の前に立ってまだ太い、まだ太いの繰り返し。

体力は落ちているはずなのにそれにも気づかずやたらと動きたがりました。

でも流石に限界が来たのが小学校6年の秋。

走っている時に体が重くなって今まで通り走れなくなりました。

学校生活を送っていても授業中座っていると太る気がして怖くなり、保健室にいくことが増えました。

同じ頃両親が私を近くの大きな病院の精神科に連れていきました。
両親が病名をわかっていたのかは知りません。

でも普通に考えて心の病気だとは感づいたんでしょうね笑 近くの病院からもう少し大きな病院を紹介されて、そこにいきました。

お祭りシーズンだったので病院から帰ってきたら夜からお祭りに参加できるかなとかいう軽い心持ちでいきました。

そうしたら即入院でした。

散々泣いて嫌がって先生と看護婦さんにほぼ拘束状態でエレベーターに乗せられ完全個室の病室に連れて行かされました。
病院の規則で親との面会は多くて週に一回。
面会できるのは両親のみです。

ここから約半年間の闘病生活が始まりました。

後から両親に聞いた話では、私の呼吸は冬眠中のクマなみで

(調べたところ人間の平均的な1分間の心拍数が60ー100回くらいなのに比べ、クマの通常時の心拍数は55回、それが冬眠中は9回になるそうです)

いつ救急車で運ばれてもおかしくない、ましてやもう少し来るのが遅かったら死んでたかもしれないって言われたそうです。

入院前は毎日母親と泣いてました。
私は食べたくない、たべるのが怖い、ご飯が多いといい続け、親は食べて欲しい、細いわけがない、心配だの繰り返し。

これが病気のせいなのかわからず本当に苦しかったです。
心の病気って目に見えないし検査のしようがないから知らない限りわからないのが怖いです。

それに痩せたいと思うのは女性なら誰しもが抱く一般的な感情でそれが正常なのか病気なのかの線引きも難しい。

こんな感じで入院前を書き終えましたが、読み返して重って感じです。

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